コロナ給付金不正、岸田首相の「予言」に安倍氏「私の責任で」
6/2(木) 新型コロナ対策の国の持続化給付金を詐取した疑いで、東京国税局の職員が警視庁に逮捕された。給付金をめぐる不正はこれまでも数多く摘発されており、先月には家族ぐるみで計約9億6千万円を不正受給していた疑いも明らかになっている。苦しむ事業者を支援するために始まった給付金制度の悪用は、岸田文雄首相自身が2年前に「予言」してもいた。
岸田氏は自民党政調会長だった2020年4月、衆院予算委でコロナ対策の遅さを指摘するなかで「制度の悪用に対する懸念が指摘されるが、局面が局面だけに、性善説に立った迅速な支給を心がけること、徹底させることが大事」と提案。「役人はそういったことは言えない」としたうえで、「政治のトップがこういったメッセージを発することが何よりも大事だ」と当時の安倍晋三首相に迫った。
岸田氏は「性善説に基づいて迅速に処理をするということ、ひとつよろしくお願い申し上げます」と念を押していた。
こうして始まった給付金制度はその後、全国の警察による摘発が相次ぎ、その一部は返還されている。
中小企業庁によると、いったん受給した給付金の自主返還を申し出た件数は5月26日時点で約2万2千件。このうち約1万5千件についてすでに返還があり、その総額は約166億円に上っている。
同庁は、自主返還があった場合には警察への通報や被害相談はしていないという。朝日新聞社
ネットの声
政治のトップに立った今、とっとと辞任してくれ。
当時からこういう指摘はあった。というかわかっていた。性善説など寝言。世の中には悪党が腐るほどいるのはわかっていたはず。
少しの詐欺はしょうがないなどと言ってるのは、恩恵を被った人間の寝言。こんなことに税金を使われた側はたまらない。いずれにしても岸田は辞めるべき。
のど元過ぎれば熱さ忘れてるとかいうけど、防ぐ方法はいくらでもあった。
そもそもコロナ給付金自体が間違っていたってこと。飲食店は閉店ガラガラでも給付金で大儲け、それ以外の事業主は死ぬほど苦しんだ。減給や首になったサラリーマンは最悪の道を選んだ。やるなら国民に行き渡る給付が必要だった。
給付金を出している省庁の職員までが不正を主導したりしているのに、仕方がなかったとかいう理論はどうかしてる。今世に出ている詐欺はほんの一部。全部でたらとんでもない数字になるだろう。
ばら撒きすれば、そのチェックの穴を利用した不正受給が横行するのは当たり前。これまで報道されたのは、氷山の一角。
本当に低所得者を救済するのであれば、消費税減税、食材や光熱費などのライフラインにかかる消費税をゼロにすれば良かった。政府のやってるふりがこういう事態を招いた。