国会議員が死刑を検討中、LGBTQのイラク人が新たな脅威に直面
「AFP通信が入手した文書によると、1988年に制定された売春防止法の改正案が先週国会で第一読会を通過し、「同性愛関係」に対して裁判所が「死刑または無期懲役」の判決を下すことが可能になるという
"The amendment to a 1988 anti-prostitution law, which passed a first reading in parliament last week, would enable courts to issue "the death penalty or life imprisonment" sentences for "homosexual relations", according to a document seen by AFP."https://t.co/Q12he0KnGh
— Mohammed A. Salih (@MohammedASalih) August 22, 2023
イラクの法改正案は同性愛関係に対する死刑を提案しており、活動家らはLGBTQの人々がすでに頻繁な攻撃や差別に直面している同国で「危険な」事態のエスカレーションと呼んでいる。
AFPが入手した文書によると、先週議会で第1読会を可決した1988年の売春防止法の改正案により、裁判所は「同性愛関係」に対して「死刑または終身刑」の判決を下すことが可能になるという。
LGBTQコミュニティのメンバーは、イラク刑法のあいまいな道徳や反売春条項に基づいて、ソドミー(オーラルセックス、肛門性交など非生殖器と生殖器での性交)の罪で起訴されている。
この法改正はイスラム主義者が多数を占める議会で幅広い支持を得ている。AFPが入手した文書によると、修正案では「同性愛を助長した」罪で最低7年の懲役刑も設定される予定だという。
国家メディア通信委員会は、イラクを拠点とする出版物が「同性愛」という用語を使用することを禁止することを検討していると同委員会関係者は述べた。
情報筋によると、その代わりに報道機関には「性的逸脱」という軽蔑的な用語を使用するよう勧告され、この措置が採用されれば「ジェンダー」という用語も禁止されるという(insiderpaper)抜粋