米下院 議長不在22日ぶりに解消 共和党4人目の候補 議長に選出
2023年10月26日 5時20分
アメリカ議会下院で、共和党内の対立で解任された議長の後任を選ぶ投票が行われ、多数派を占める共和党のマイク・ジョンソン議員が過半数の票を獲得し、議長に選出されました。下院議長の不在という異例の事態は22日ぶりに解消され、ジョンソン氏が今後、共和党内をまとめていけるかが焦点です。
共和党は党の議長候補が内部対立で支持をまとめられず相次いで撤退する中、24日、4人目の議長候補として下院共和党会議の副議長を務めるマイク・ジョンソン議員を決めました。
これを受けて下院は25日本会議を開き、投票を行った結果、ジョンソン氏が、投票した共和党議員全員の支持を固め、下院の過半数にあたる220票を獲得して、正式に議長に選出されました。
ジョンソン氏はトランプ前大統領に近い議員とされ、アメリカメディアは「これまでの議長候補と比べて知名度は高くないが、冷静で党内に敵が少ない」と伝えています。
そして「党内で内紛が続く状況に疲弊した共和党議員たちがジョンソン氏の選出に向けて結束した」としています(NHK)
トランプ大統領は声明
マイク・ジョンソンを祝福したい。彼は素晴らしい下院議長になるだろう。
🚨BREAKING: TRUMP: “I just want to congratulate Mike Johnson.. he will be a great Speaker of the House”
— Benny Johnson (@bennyjohnson) October 25, 2023
昨日のこの時間には、マイクのことを誰も考えていなかった。しかし、私はマイクを支持しているすべての支持者に感謝したい、そして再び、彼は偉大な下院議長となるだろう。
とてつもないリーダーであり、とてつもない男がやって来て、そして今、我々はその下院議長となった彼を見ている。
私はこの支持に感謝したい。彼を誇りに思うことでしょう。
皆さん、ありがとうございました。ありがとう。マイク・ジョンソン、おめでとう。
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