日本は外国人嫌い「残念」 米大統領発言で政府が伝達
2024年5月4日
バイデン米大統領が日本経済が低調なのは「外国人嫌いで、移民を望んでいないためだ」と発言したことについて、日本政府は3日までに「正確な理解に基づかない発言があったことは残念だ」と米側に伝達した。関係者が明らかにした。
ホワイトハウスが公表した発言録によると、バイデン氏は1日、ワシントンでの選挙資金集めイベントで、好調な米経済を支えているのは移民だと称賛し「中国が経済面で停滞し、日本が問題を抱えているのは、ロシアやインドも同じで、外国人嫌いだからだ」と語った(東京新聞)
岸田文雄、「日本は差別国家である」とのメッセージを英訳し世界に発信
February 5, 2024
Unfortunately, however, it is not uncommon in Japan to hear of cases where people such as foreigners, those with disabilities, the Ainu people and sexual minorities are subjected to unfair discrimination in finding employment and housing and on the Internet.
(残念なことに、日本では、外国人、障害者、アイヌ民族、性的少数者などが就職や住居、インターネット上で不当な差別を受けている事例を聞くことが少なくありません)
In recent years, there have also been cases where people with roots in foreign countries have been subject to unfair and discriminatory words and deeds on grounds they belong to a specific ethnic group or nationality, and have even been victimized by crimes such as arson and defamation due to prejudice and other factors. This has forced some others to fearfully think that they might be the next victim, as they carry on their lives.
(近年では、外国にルーツを持つ人々が、特定の民族や国籍を理由に不当な差別的言動を受けたり、放火や名誉毀損などの犯罪の被害に遭うケースも発生しています。偏見やその他の要因によるものです。このため、生活を続けながら、次の犠牲者は自分たちかもしれないと不安に思う人もいます)(japan.kantei)
共生社会と人権に関するシンポジウム 岸田総理ビデオメッセージ
皆さん、こんにちは。内閣総理大臣の岸田文雄です。「共生社会と人権」に関するシンポジウムの開催に当たり、一言御挨拶申し上げます。
残念ながら、我が国においては、雇用や入居などの場面やインターネット上において、外国人、障害のある人、アイヌの人々、性的マイノリティの人々などが不当な差別を受ける事案を耳にすることも少なくありません。
また、近年、外国にルーツを有する人々が、特定の民族や国籍等に属していることを理由として不当な差別的言動を受ける事案や、偏見等により放火や名誉毀損等の犯罪被害にまで遭う事案が発生しており、「次は自分が被害に遭うのではないか。」と、日々、恐怖を感じながら生活することを余儀なくされている方々もおられます。
政府においても、共生社会の実現に向けて、引き続きしっかりと取り組んでまいります。共に歩みを進めてまいりましょう。(官邸)抜粋