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アメリカ、北京オリンピックの参加未定/ウイグルなどの人権弾圧で

政治

アメリカ、北京オリンピックの参加未定

米国のサキ大統領報道官は25日の記者会見で、中国当局による新疆ウイグル自治区などでの人権抑圧を理由にボイコット論などが出ている来年の北京冬季五輪について、米国オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)の判断を尊重するとした上で、米国の参加について「(バイデン大統領は)最終決定をしていない」と述べた。

北京五輪を巡っては、人権団体や米共和党議員からボイコットや開催地変更を求める声が出ている。カナダ下院も22日、中国以外での開催を国際オリンピック委員会(IOC)に働き掛けるよう政府に求める決議を採択した。

サキ氏は今月3日、北京五輪への対応について「同盟国や友好国と全てのレベルでよく相談して共通の懸念をはっきりさせ、共同歩調を取っていきたい」と語った。(共同)

米、北京五輪参加「未定」 ウイグルなど人権抑圧で批判
 米国のサキ大統領報道官は25日の記者会見で、中国当局による新疆ウイグル自治区などでの人権抑圧を理由にボイコット論などが出ている来年の北京冬季五輪について、米…

アメリカ下院と上院は北京五輪ボイコット決議案を発表

・下院決議は米国に2022年北京冬季オリンピックのボイコットを要求
2月15日の共和党議員は、中国共産党(CCP)の重大な人権侵害のために、2022年冬季オリンピックが中国から移されない場合はボイコットするよう米国に求める決議を発表した。

・上院は2月3日にボイコットを決議
米国の共和党上院議員が2022年の冬季オリンピックを中国から撤退させる決議案を発表

米国上院議員リック・スコットと他の6人の共和党上院議員は、国際オリンピック委員会(IOC)に、国の人権記録が不十分なため、2022年冬季オリンピックを中国から移すよう求める決議を導入した。

ポンペオ前国務長官、「北京五輪は開催地を変更すべきだ/米上下院の北京五輪ボイコット決議案に続きコメント

ポンペオ米前国務長官は16日、FOXニュースの番組に出演し、来年2月に開催予定の北京冬季五輪に関し、中国共産党体制が新疆ウイグル自治区でウイグル族などイスラム教徒少数民族の「ジェノサイド(民族大量虐殺)」に関与しているとして、開催地を変更すべきだと訴えた。

ポンペオ氏は、ヒトラー率いるナチス・ドイツが1936年に主催したベルリン五輪を引き合いに出し、「中国にプロパガンダ(政治宣伝)上の勝利を許してはならない」と述べる一方、国際舞台での活躍を目指す選手たちのことを考慮し、「別の場所で開催すべきだ」と呼びかけた。

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