中国人ハッカー、米在住のウイグル族を標的に フェイスブック発表
中国人のハッカーが米国に在住しているウイグル族の活動家や記者を標的にし、監視を試みていることがわかった。米交流サイト大手フェイスブックのセキュリティー部門の調査で明らかになった。
フェイスブックは24日の投稿で、インターネットを通じたスパイ行為について明らかにした。それによれば、中国人ハッカーは、中国の新疆ウイグル自治区からきたウイグル族や他の少数民族の活動家や記者、反体制派でトルコやカザフスタン、米国などで暮らしている人たちを標的としているという。
Facebookは直接批判せず
ハッカーは標的となった人たちの電子機器に監視ができるようになるマルウェアを感染させるという。一部の事案では、ハッカーは秘密裏に監視用ソフトウェアをインストールするため、不正侵入を行ったり、ウイグル族の間で人気のニュースサイトを装ったりする。
フェイスブックは、中国政府を直接非難していないが、ハッカーは人的・物的資源が豊富であり、一貫した活動を行っていると指摘した。中国政府とつながりのあるハッカーは以前、ウイグル族を標的にiPhoneやアンドロイド端末をハッキングしていた。(cnn)
https://www.cnn.co.jp/tech/35168340.html
“中国のハッカー集団 国外ウイグル族を標的” フェイスブック
2021年3月25日 11時30分
IT大手のフェイスブックは、中国国内のハッカー集団が偽のアカウントを利用して海外で生活するウイグル族の活動家やジャーナリストをハッキングの標的にしていたとして、関連するアカウントを削除したと発表しました。
フェイスブックは24日、声明を出し、中国国内で活動するハッカー集団が海外に住むウイグル族の活動家やジャーナリストを監視するため、ハッキングの標的にしていたと発表しました。
ハッカー集団は、学生などを装って、フェイスブック上に偽のアカウントを作ったうえで、ウイグル族の活動家などに近づき、不正なプログラムが仕組まれたリンクをクリックさせるなどしてハッキングしていたということです。
500人以上が被害/ハッカーのアカウントは削除
トルコやアメリカなどに住むウイグル族の人たち、500人近くが被害に遭った可能性があったということで、会社では、注意を促すとともにハッカー集団が利用していたアカウントを削除しました。
声明では「だれが背後にいるのかはっきりしないが、豊富な資金力と継続的な活動の特徴がある」と指摘しています。
中国の新疆ウイグル自治区をめぐっては、ウイグル族の人たちへの人権侵害が続いているとして欧米各国が批判を強めているのに対し、中国は「事実ではない」などと反発しています。(nhk)
エラー|NHK NEWS WEB
世界に広がるジェノサイドに対する中国批判