カンニング竹山は「強制謝罪」か…ところが小池都政“ムダ遣い”広告費は総額11億円超だった!
4月3日
日刊ゲンダイが報じた、東京都がタレントのカンニング竹山に発言訂正を求める「猛抗議文」を送っていた問題。「公共の電波で誤報を垂れ流すのはよくない」と竹山を批判する声もあるが、問題の本質は竹山の発言の正誤というレベルではない。注視すべきは、小池都知事の都税の「無駄遣い」なのである。
都が訂正を求めたのは先月28日の生放送「アッコにおまかせ!」(TBS系)での竹山の発言。小池知事自らが感染拡大防止を呼び掛けるネット動画の制作に「4.7億円かかっている」と言ったが、これは事実ではなかった。実際の制作費は8本計1800万円だったことから、都は放送翌日にTBSと竹山の所属事務所に抗議文を送付したのだった。竹山が番組内で「4.7億円は動画制作費ではなく、広告費全体の経費だった」と訂正したにもかかわらず、である。
1800万円とはいえ安い金額ではない
そもそも、ネット動画8本の制作費にかけた1800万円だって、決して安い金額ではない。むしろ、素人でも気軽に撮れるネット動画を作るのにこれだけの巨費が必要なのか疑問だ。それに、小池知事が広告に費やした都税は、竹山が指摘した「4.7億円」にとどまらない。昨年4月から1年間の東京都のコロナ関連広告費は総額11億円を超えるのだ。
小池都知事が使った広告表は11億円以上
上田令子都議の調べによると、都はコロナ対策に関するテレビ・ラジオCMについて、昨年4月9日から今年3月31日までの期間で9件、ウェブ広告については昨年4月15日から今年3月31日までの期間で5件の契約を締結。出稿費や制作費は総額11.1億円だった。巨額の都税をつぎ込んで感染拡大防止にどれだけ役立ったというのか。第4波が訪れつつある現状を見れば「無駄ガネ」だったと言われても仕方ない。上田都議が言う。
「感染拡大防止を呼び掛けるなら、CMより情報番組に出演して司会者や専門家の質問に答える形で訴えた方が、訴求効果は大きいでしょう。番組出演なら費用はかからないので都税を費やすこともない。CM出演の狙いは徹底的に自らをよく見せるためでしょう。また、広告収入を得るメディア側の、都政批判を封じる思惑もあるのではないか。いずれにせよ、感染拡大防止に効果があったとは思えません」
小池知事の方こそ、都民に謝罪すべきではないか。
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竹山氏は、アッコにおまかせ!」で再び謝罪
4月4日
TBS系番組「アッコにおまかせ!」の3月28日放送回でタレントのカンニング竹山さんが東京都の広報動画の制作費用について誤った発言をしたことを巡り、4日放送の同番組の最後に、男性アナウンサーが「視聴者の皆様に誤った情報をお伝えしたことをおわび申し上げます」と謝罪した。
28日の放送で、すでに謝罪と訂正をしていたが、東京都側は「訂正内容は都民に十分に伝わっていない」として、竹山さんの所属事務所とTBSに抗議していた。
謝罪の全文
先週の放送で新型コロナウイルスに関する東京都の啓発用YouTube動画について、出演者から1本当たりの制作費が4.7億円であるとの発言がありました。正しくは去年5月から8月に作られた知事とタレントとの対談形式などによる8本の動画の制作費が1800万円でした。番組をご覧いただいている皆様に誤った情報をお伝えしたことをおわび申し上げます。
ネットの声
額の大小ではない、都民に生かされたかどうか。小池は失格
私は豊洲の○億円の無駄遣いを忘れない
日本の首長はどいつもこいつもパフォーマンスばかり
11億円などとんでもない、小池こそ都民に謝罪せよ
毎日毎日テレビCMを垂れ流し、くだらない造語を作李、都民の金を無駄遣い。小池はリコールに値する