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ポンペオ前国務長官「左派が違憲の権力を行使し、議会の議席を増やそうとしている。一歩も譲ってはならない!」/民主党はDCを州にし議席を増やすことを画策/法案成立の可能性は?

政治

ポンペオ前国務長官のツイート

DCの州化は代表制ではない。左派が違憲の権力を行使して、議会の議席を増やそうとしているのだ。我々は決して一歩も譲ってはならない。

ワシントンD.C.を51番目の州にするための州制法案は下院で可決された

4月23日

シントンD.C.を51番目の州とし、70万人以上の住民に議会での完全な代表権を与えるための法案が、賛否両論の下院で可決された。

下院での投票は216対208、共和党員全員がこの州制法案(H.R.51)を否決した。

可決されれば、ワシントンD.C.は、現在の人口に基づいて上院議員2名、下院議員1名の完全な代表権を持ち、地方自治を完全にコントロールすることになる。

可決の可能性が低い理由1:上院の民主党員50人全員がDCの州権を支持しているわけではない。6人は賛同していない。

上院では、民主党のトム・カーパー上院議員が州制導入を主導しており、彼の法案には民主党議員44名が共同提案者として名を連ねている。

一方上院議員 アンガス・キング(I-Main)、ジョー・マンチン(D-W.V.)、クリステン・シネマ(D-Ariz)、マーク・ケリー(D-Ariz)、ジャンヌ・シャヒーン(D-N.H.)の6人はまだ賛同していない。

このままいけば、56(共和党50+上記民主党6名):44で法案は否決される。

可決の可能性が低い理由2:フィリバスター制度

仮に民主党6名が法案に賛同したとしても、共和党がフィリバスターを使った場合、それを阻止するのに60人が賛同する必要があるため、成立の可能性は低いとされている。

フィリバスターは日本語で「議事妨害」と訳され、審議を続けることで議事進行を遅延させる上院の少数党の戦術議員がフィリバスターを宣言し、議場に居続ければ成立する。

現在、フィリバスターを回避できるという確信が得られない限り、法案を取り上げないことが常態化している。よって下院を通った法案は、上院少数党がフィリバスターを使えば上院で廃案に追い込める。

フィリバスターを終結させるためには、全議席の6割に当たる60人の議員の賛同が必要。(現在50人いる共和党議員から10人の寝返りが必要)。よって、共和党側がフィリバスター制度を利用すれば、この法案を阻止できる。

参考記事

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