情報機関が調査したUFO目撃情報のほとんどは本物の物体である可能性が高いと発表(エイリアンの宇宙船という意味ではない)。
2021年6月25日
TOPLINE アメリカの情報機関が金曜日に発表した「説明のつかない空中現象」に関する待望の報告書によると、調査した目撃情報のほぼすべてが未確認のままだが、その中にはアメリカの敵国の高度な技術の証拠となるものもあると結論づけている。
ODNIは、2004年以降、米海軍パイロットなどが目撃した数百個の未確認物体を調査し、その結果を金曜日の午後に発表した未分類レポートにまとめました。
ODNIの報告書によると、調査員はこれらの目撃情報の大部分で何が見られたのかを特定できなかったが、5つの可能性を提示している。ゴミや鳥などの散乱物、氷の結晶などの大気現象、外国勢力の先端技術、米国政府の秘密技術、そして “その他 “と定義されたカテゴリーである。
物体は実在するもの
調査員は、多くの目撃情報がレーダー、赤外線センサー、そして肉眼で同時に現れるという複数の方法で発見されたこと、そして1つだけが乱雑物、具体的には空中に浮かんでいる膨らんだ風船と確認されたことから、大気の状態による目の錯覚ではなく、ほとんどが実在の物体であると判断しました。
調査官によると、いくつかの物体(空を旋回したり、急激に進路を変えたりしたもの)は、ロシアや中国、米国の機密プログラム、あるいはその他の国の先進技術のように見えたというが、確たる証拠はないという。
報告書では、UFOは地球外生命体が操縦する宇宙船であるという、熱狂的なファンの間では人気のある説には触れられていない。
軍は2007年から2012年の間、UFOの目撃情報を秘密裏に調査していたが、予算の都合でプログラムを棚上げにしていたという。昨年末に議会がODNIにこの問題を再調査するよう指示(*)したことで、金曜日の報告書が作成された。(forbes)
(*)マルコ・ルビオ議員等が調査を要請した(動画あり)👇
米情報機関がUFOに関する報告書 正体は「結論出ず」 地球外の可能性は「肯定も否定もせず」
2021/6/26
米情報機関を統括する国家情報長官室(ODNI)は25日、正体不明の飛行体を総称する「未確認空中現象」(UAP)に関する報告書を議会に提出した。機密事項を除いて公表された報告書の概要は、UAPの正体について「確固とした結論を出すことができなかった」とした。
UAPは一般に未確認飛行物体(UFO)と呼ばれてきたが、米政府は自然現象なども含まれている可能性もあるとしてUAPの用語を使うことにした。
概要によると、ODNIや国防総省が2004~21年にあったUAPの記録144件を分析したところ、1件は「空気が抜けつつある大型の気球」だったことが判明したものの、残る143件については説明がつかなかった。また、80件は目視やレーダー、赤外線など複数の手段によって確認されていた。
中露など他国が開発しているシステムの可能性も指摘したが特定するには情報不足
また、21件の報告書に記載された18の事例では、空中で静止したり、推進装置があると思えないのに突然動き出したりするなど「異常な行動パターンや飛行特性」が確認された。
また、これらの現象の一部については、米政府機関や民間企業が極秘裏に開発している飛行システムか、中国やロシアなど他国の政府や非政府組織が開発しているシステムの可能性もあると指摘したが、特定するには情報やデータが不足していると指摘した。
米政府高官はロイター通信に対し、UAPが地球外から来た可能性について「肯定も否定もしない」と説明したとされ、これらの飛行物体の正体をめぐる議論がさらに沸騰するのは確実とみられる。(産経新聞)