9.11の式典 遺族ら「バイデン大統領の出席拒む」
8/7(土)
2001年に起きたアメリカ同時多発テロの遺族らが9月11日の式典について、アメリカ政府が機密文書を開示しない限りバイデン大統領の出席を認めない意向を明らかにしました。
アメリカのNBCテレビが入手した遺族らの声明を元に6日に報じたもので、FBI(連邦捜査局)が2016年に終えた調査にサウジアラビアの高官がテロを支援していたとほのめかす機密文書が含まれていると主張しています。
歴代政権はこの機密文書の開示を拒否してきましたが、遺族側は今回、開示をしない限り9月11日の式典にバイデン大統領が出席するのを拒むとしています。
1,700人の第一応対者、被災者、家族がバイデン氏に異議を唱える
1,700 first responders, survivors and family members object to Biden
#JoeBiden #PresidentBiden #September112001 #Victims #TheWhiteHouse #WorldTradeCenter #USA #USA_911https://t.co/NfPDO3G5OH— The Irish Post (@theirishpost) August 7, 2021
911テロの犠牲者の家族は、米国のジョー・バイデン氏が、機密文書について先に行動を起こさない限り、追悼イベントへの出席や参加に反対しています。
遺族のメンバーは、政府が保有する文書の機密解除を大統領に要求しています。
これらの文書は、サウジアラビアの指導者たちがテロを支援していたことを示しているのではないかと考えられています。
19人のハイジャック犯のうち15人がサウジアラビア出身だったのです。
今年、2021年9月11日は、同時多発テロ事件から20周年を迎え、記念式典や追悼の計画が進められています。
1,700人の第一応対者、生存者、家族が声明を発表し、バイデン大統領に対し、文書を公開しない限り、今年の追悼行事に出席しないよう求めました。1,700人全員が署名しました。
「20年経った今、『国家安全保障』などという根拠のない主張で、この情報を秘密にしておく理由はまったくありません」
と手紙には書かれています。
「しかし、もしバイデン大統領が公約を反故にしてサウジアラビア政府の味方をするならば、私たちは、9.11の追悼式典にバイデン大統領が参加することに公然と反対しなければならないだろう」
ホワイトハウスのジェン・サキ報道官は記者会見で、大統領は「前政権が国家機密特権を行使したことに関連する問題を解決するために建設的に取り組む」と述べました。また、遺族や第一応答者たちは、この問題についてホワイトハウス関係者と何度か会合を持ったと付け加えた。(irishpost)