中国製ワクチンに疑義…チリ、3回目接種はアストラ製で
8/7(土) 8:22配信
南米チリ政府は5日、中国製薬大手「科興控股生物技術」(シノバック・バイオテック)製の新型コロナワクチンを接種した55歳以上の市民に対し、11日から英アストラゼネカ製を使って3回目の接種を行うと発表した。
チリでは人口約1900万人の約65%が接種を完了したが、そのうち約75%がシノバック製だった。
シノバック製は有効性に疑義があると指摘されており、感染力が強いインド由来の変異ウイルス「デルタ株」の感染拡大を防ぐには、別の種類の追加接種が必要と判断した模様だ。
南米ではウルグアイ政府も、シノバック製で2回の接種を終えた国民に対し、米ファイザー製を追加接種する方針を示している。(リオデジャネイロ支局 淵上隆悠)
中国製は、先にシノファーム社のワクチンがデルタ型に対してより弱い抗体反応を示していた
7月21日
Sinopharm's COVID-19 vaccine elicited weaker antibody responses against the Delta variant, based on the first published study of its effect against the more contagious version. https://t.co/k0i6IwNAdk
— Reuters Health (@Reuters_Health) July 21, 2021
北京, July 21 (Reuters)
中国製シノファーム社のCOVID-19ワクチンは、より感染力の強いバージョンに対する効果について最初に発表された研究によると、Deltaバリアントに対してより弱い抗体反応を誘発した。
シノファーム社のBBIBP-CorVワクチンを受けた人の抗体レベルは、武漢で最初に確認されたコロナウイルスの古いバージョンと比較して、Deltaバリアントに対して1.38倍減少していたことが、スリランカの人々のサンプルに基づく実験室での研究で明らかになった。
参考記事
(画像:WHO)