メルク社はCOVID19に感染した人の入院と死亡を50%減少する飲み薬を発表した
米国の医薬品メーカーであるメルク社は、発表されたばかりの新しいデータによると、その実験的なCOVID-19ピルは入院と死亡を半分に減らしたと言っています。同社は緊急使用許可を申請する予定で、これによりCOVID患者が利用できる最初の錠剤となる可能性がある。
#BREAKING: U.S. drug maker Merk says its experimental COVID-19 pill cuts hospitalizations and deaths in half, according to new data just released. The company will request emergency use authorization, which could make it the first pill available to COVID patients. @TND pic.twitter.com/rGy3hsuYZO
— Cayle Thompson (@CayleThompson) October 1, 2021
米製薬大手メルク 開発中の薬「入院や死亡リスク50%低下」 #nhk_news https://t.co/izz85vEcDw
— NHKニュース (@nhk_news) October 2, 2021
米製薬大手メルク 開発中の薬「入院や死亡リスク50%低下」
2021年10月2日
アメリカの製薬大手メルクは1日、開発中の新型コロナウイルスの増殖を抑える薬について、最終段階の臨床試験で入院や死亡のリスクをおよそ50%低下させる効果がみられたと発表しました。
アメリカの製薬大手メルクが開発中の「モルヌピラビル」は、新型コロナウイルスの増殖を抑えるための飲み薬で、現在、発症初期の患者が重症化するのを防ぐ効果を確かめる最終段階の臨床試験が行われています。
1日、メルクは、この臨床試験の暫定的な分析結果を発表しました。
それによりますと、臨床試験では、発症から5日以内の患者で重症化リスクのある760人余りを、この薬を投与するグループと、プラセボと呼ばれる偽の薬を投与するグループに分けて症状の経過を比較しました。
その結果、▼プラセボを投与したグループでは、入院した人や死亡した人の割合が14.1%だったのに比べ、▼薬を投与したグループでは7.3%になったということで、入院や死亡のリスクがおよそ50%低下したとしています。
メルクは「良好な結果が得られた」として独立した委員会の推奨に基づいて臨床試験の参加者の募集を停止し、できるだけ早くアメリカFDA=食品医薬品局に緊急使用の許可を申請するとしています。
新型コロナウイルスの感染症の重症化を防ぐため、軽症のうちに服用できる飲み薬については、メルクのほかにもアメリカの製薬大手ファイザーやスイスの製薬大手ロシュなども開発を進めています。(NHK)
コロナ、飲み薬で死亡リスク半減 開発の米メルク、使用許可申請へ
2021/10/2
【ワシントン共同】米医薬品大手メルクなどは1日、開発中の新型コロナウイルス感染症の飲み薬について、患者の入院や死亡リスクを半減させる効果がみられたとの臨床試験結果を発表した。
米国内での緊急使用許可の申請を急ぐとともに、世界各地でも製造販売承認の取得を目指したいとしている。
開発中の薬は「モルヌピラビル」。点滴など医療関係者の関与が必要だった従来の薬とは異なり、自宅で服用できるため、医療機関の負荷が軽減されるとの期待もある。
試験に参加したのは発症から5日以内の入院していない成人で、症状は軽度から中程度だった。肥満や高齢など一つ以上の重症化リスクがあった。(共同)