立民と共産の「限定的な閣外協力」に連合が反発
立民と共産の「限定的な閣外協力」に連合が反発 https://t.co/BQPaXXWv1l
6日に開かれる連合の定期大会では、次期衆院選での立民との向き合い方をめぐり紛糾する可能性がある。
— 産経ニュース (@Sankei_news) October 3, 2021
立民と共産の「限定的な閣外協力」に連合が反発/神津会長「共産との閣外協力はあり得ない」
2021/10/3
立憲民主党が、政権を奪った際に共産党と限定的な閣外協力を行うことで合意したことが波紋を広げている。立民側は最小限の影響にとどまるとして冷静を装うが、支持母体の連合では、共産との共闘を深化させることへの批判が強まっている。6日に開かれる連合の定期大会では、次期衆院選での立民との向き合い方をめぐり紛糾する可能性がある。
立民と共産、社民党、れいわ新選組の4党は9月8日、安全保障関連法の廃止を求めるグループ「市民連合」を介し、消費税減税を含む6項目の共通政策に合意した。立民の枝野幸男代表と共産の志位和夫委員長が同月30日の党首会談で合意したのは、この共通政策を実現する範囲での協力だ。
枝野氏は記者会見で「政権を獲得できた場合の共産党との関係における枠組みは、これで明確になった」と言及。立民幹部は合意の文言について「当たり前のことを書いただけ」と冷めた口調で語る。
対照的に共産の期待値は高い。志位氏は「党の99年の歴史でこうした合意を得て総選挙を戦うのは初めてのことだ」と歓迎し、今月3日のNHK番組では「私たちは閣外協力ということでやっていきたい」と語った。志位氏は立民との協力枠組みを「わが党が提唱してきた野党連合政権の一つの形態だ」とも語る。
共産が高揚感に包まれる裏側で、憤りを募らせているのが連合だ。
「これでも立民を支援するのか、という声が地方の連合会を中心に次々と上がってきている」
両党が閣外協力で合意した直後の1日、連合幹部はこう実情を明かした。連合は労働運動をめぐり、歴史的に共産と対立関係にある。
立民が共産との関係を深めることへの反発が、事あるごとに表面化してきた。連合の神津里季生(りきお)会長も共産との閣外協力は「あり得ない」と繰り返し訴えている。
複数の連合関係者は、4日の地方連合会代表者会議や6日の連合定期大会で、次期衆院選で立民への支援そのものへの異論や、連合執行部への不満が出るとの見通しを示している。
ルビコン川を渡った枝野
立憲民主党、共産党と“限定的な閣外協力”合意 枝野氏はルビコン川を渡ったhttps://t.co/T1nezmpZ4z
「リベラルながらも極左政権ではなかった『旧民主党』の方がまだ良かった。共産党は『閣外』『限定的』としているが、革命実現のために一歩ずつ前進してくるはず。その危険性に枝野氏は気付くべき」
— zakzak (@zakdesk) October 1, 2021
国会議員からも批判の声
日本の野党第一党が「共産党と閣外協力で合意するのは初めて」ですから、今日2021年9月30日は歴史的な日となりました。維新以外の野党の終わりの始まり。国民の選択肢は、自民党と日本維新の会だけに。その責任を果たすために頑張らねばなりません。 https://t.co/7XJ2XQr7Kn
— 足立康史 衆議院議員 (@adachiyasushi) September 30, 2021
わが国で共産党と閣外協力で合意した政党はこれまでなかった。志位委員長が共産主義を目指すことを表明したことと合わせて考えると歴史的意味が分かる。あとは国民の選択だ。 https://t.co/jz3dyWtqqM
— 細野豪志 (@hosono_54) September 30, 2021