木下都議の初登庁に議会は大混乱 議員らの“まず辞職しろ”の声を無視して控え室に“籠城”
11月9日、4カ月ぶりに都庁に姿を現した木下富美子都議(55)は、公の場で初めて一連の騒動について謝罪した。だが、それで禊が済んだと思ったのか、早速、議員活動を再開しようと委員会に出席。猛反発した議員全員が退席したため、委員会が開催できない異例の事態になってしまったのだ。その後、本人は控え室で“籠城”する始末。関係者は唖然とするばかりで……。
辞職されるべきだと申し上げましたが、ご本人からは『辞職しない』という言葉を頂きました。公人としての責任の取り方はどう考えているのかともお尋ねしましたが、『議員として活動して返していきたい』というお言葉でした……」
“もうあの人には何を言っても無駄だ”。議長の疲れ果てた表情にはそんな諦念が滲んでいた。
「このたびの私の行動で本当に多くの皆様にご迷惑をおかけしてしまったこと、被害にあわれた方へのお見舞いとお詫びを申し上げさせていただきたいと思います。免許停止中に車の運転をしてしまったこと、そこで事故を起こしてしまったこと、あってはならないこと、深く、深く、反省をいたしております。今後、二度とこのようなことを繰り返すことがないよう、免許を取得せず、車等の運転はいたしません。事故時の車についてもすでに処分をいたしております。本当に、本当に、この度は大変申し訳ございませんでした」
無免許事故の木下都議が登庁 議長に「辞職しない」
東京都議選の期間中に無免許運転で事故を起こして書類送検された木下富美子都議が9日、都議会に登庁した。木下氏は三宅茂樹議長らと面会し、「辞職しない」と述べた。【時事通信映像センター】
時折、息を荒くして苦しそうに語る木下氏。この間に支給された計約192万円の給与は全額NPO団体に寄付したと報告し、150万円の政務活動費も受け取らない考えを述べた。また、10月半ばに事故の被害者と示談が成立していたことも明かした。
早速、議員活動を再開すべく、午後12時半から予定されていた「公営企業委員会」の理事会へと向かったのである。理事会とは委員会を運営する理事らで構成される委員会前の準備会議のような場だ。
議員らの猛反発で理事会は開催されず
だが、理事会は開かれなかった。木下氏と入れ替わりに、理事たちは委員会室からぞろぞろと退出。全理事が木下氏の出席に反発して、退席してしまったのである。ここで木下氏を委員会に入れてしまったら、彼女の議員活動継続を認めてしまうことになることを議員たちは恐れたのだ。
木下氏がやってきたことで、このような大事な委員会が開かれなくなってしまったのである。
その後、木下氏はどうしたかというと、都民ファーストを離党後、一人で立ち上げた会派「SDGs東京」の控え室に閉じこもった。“仲間外れは許さない”とばかり、理事会が再び開催されるのを待ち始めたのであった。
他の議員たちは木下氏が帰ればすぐにでも理事会を招集し、委員会を開催したいところだが、木下氏がなかなか帰ってくれない。“我慢比べ”が始まってしまったのだ。
「ばかばかしい!」ある記者がたまりかねて本音を発すると、「ほんとだよ……」「早く帰ってくれよ」と皆、堰を切ったように口々にこぼすのであった。
午後6時現在、籠城は継続中である。誰か早く彼女に“引導”を渡してくれないものだろうか。(デイリー新潮)
ネットの声
こんな人に振り回される都議らもかわいそうだ。
この間も都民の税金は垂れ流し続けられている。
なんとしても活動の実績を残したいんだろうね。区民はリコールすべきだと思う。
検察は起訴しないのか。かなり悪質だぞ。一般人なら速攻起訴で有罪だろう。
呆れてものも言えない。辞職しない根性には頭が下がるわ。
投票した有権者と公認した都ファ代表と顧問が引導を渡すべきだね