中国恒大、複数の債券保有者に利払い実施=関係筋
中国不動産開発大手、中国恒大集団の複数の債券保有者が利払いを受けた。事情に詳しい関係筋が11日、明らかにした。
[香港 11日 ロイター] – 中国不動産開発大手、中国恒大集団の複数の債券保有者が利払いを受けた。事情に詳しい関係筋が11日、明らかにした。
国内メディアの財聯社はこれに先立ち、複数の債券保有者が3つのドル建て債で利払いを受け取ったと報道。総額で1億4800万ドル超となる利払い期限は先月に迎えていたが、今月10日までの猶予期間に入っていた。この猶予期間内に支払いができなければ正式にデフォルト(債務不履行)となっていた。
中国恒大の香港上場株は前場の中盤時点で9%超上昇した。
中国恒大からはコメントを得られなかった。同社はこの数週間、利払いで綱渡りの状況が続いている。12月28日には総額2億5500万ドル超の利払い期限も迎える。
市場は別の不動産開発会社である佳兆業集団にも注目。
11日と12日に総額5900万ドル超の利払い期限を迎える。同社は中国不動産開発会社の中では中国恒大に次いで大きなオフショア債務を抱えている。(ロイター)
中国 恒大グループ 社債の利払い実施か
中国 恒大グループ 期限間際160億円余の社債の利払い実施か #nhk_news https://t.co/f10dE2iutA
— NHKニュース (@nhk_news) November 11, 2021
中国 恒大グループ 期限間際160億円余の社債の利払い実施か
2021年11月11日 15時04分
巨額の負債を抱えて経営難に陥っている中国の不動産大手「恒大グループ」をめぐって、複数の海外メディアは、最終的な期限が迫っていたドル建ての社債の利払いを会社が実施したと伝えました。
経営難に陥っている恒大グループをめぐっては、厳しい資金繰りの中で、相次いで期限を迎える社債の利払いに対応できるかが焦点になっています。
これについて、アメリカのブルームバーグや中国の経済専門メディアは、先月11日に期限がすぎ、その後、30日間の猶予期間に入っていた、合わせて1億4800万ドル、日本円で160億円余りのドル建ての社債の利払いを会社が実施したと伝えました。
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金融市場で、デフォルト=債務不履行に陥ることへの警戒が続く中、期限の間際で利払いを乗り切る厳しい状況が続いています。
恒大グループは電気自動車関連の事業の一部を売却したほか、グループが保有するジェット機を売却したなどとも伝えられていて、さまざまな手段で資金を捻出しているものとみられます。
今後は、社債の元本の償還期限も迎えるため、経営の先行きは依然、不透明なほか、中国のほかの不動産会社の経営難も引き続き伝えられていて、不動産市場の動揺をめぐる懸念は収まっていません。
中国・恒大集団 社債の利払い行いデフォルト回避か
11月11日
経営危機に陥っている中国の不動産大手・恒大集団が、支払期限を迎えた社債の利払いを行い、再び瀬戸際でデフォルトを回避したとみられます。
(ANN)
参考記事

