皇族数確保へ2案 女性皇籍維持と養子縁組 安定継承、議論先送り・有識者会議
12/22(水)
安定的な皇位継承の在り方を検討する政府の有識者会議（座長・清家篤元慶応義塾長）は22日、第13回会合を首相官邸で開いた。
皇族数の確保策として(1)女性皇族が結婚後も皇室にとどまる(2)旧宮家の男系男子が養子として皇籍復帰する―の2案を軸とする最終報告を決定。女性・女系天皇の是非など、皇位継承の抜本策には触れず、議論を先送りした。政府は検討結果を国会に報告する。
岸田文雄首相は、清家氏から最終報告を受け取り、「大変バランスの取れた議論をしてもらった。国会に報告するとともに、しっかり今後の対応をしたい」と述べた。
皇室典範は「皇統に属する男系男子」が皇位を継承すると定めている。現在の資格者は(1)秋篠宮さま(2)秋篠宮さまの長男の悠仁さま(3)上皇さまの弟の常陸宮さま―の3人のみだ。
最年少の悠仁さまが皇位を継承するまでの流れを「ゆるがせにしてはならない」
最終報告は、資格者が存在する現状を受け、「大きな仕組みの変更は十分慎重であるべきだ」と指摘。最年少の悠仁さまが皇位を継承するまでの流れを「ゆるがせにしてはならない」と明記した。
それ以降の継承についても「議論はかえって継承を不安定化させる。将来議論を深めるべきだ」と踏み込まなかった。
その上で、悠仁さま以外の未婚の皇族がいずれも女性である点を踏まえ、「悠仁さまの継承時に、他に皇族がいなくなる事態は避けるべきだ」と強調。2案を優先課題と位置付け、具体的な制度の検討を求めた。
女性・女系天皇に踏み込まず 「皇位継承」有識者会議報告書
TBS NEWS
安定的な皇位継承のあり方を議論する政府の有識者会議が最終報告書を取りまとめました。女性・女系天皇の是非には踏み込まない内容になっています。
岸田文雄首相
「いただいた報告書を国会に報告するとともに、しっかりと今後の対応を行ってまいりたい」
２２日取りまとめられた最終報告書では、皇族の数を確保するため、▼「内親王・女王が婚姻後も皇族の身分を保持することとする」案や、▼「皇族には認められていない養子縁組を可能とし、皇統に属する男系の男子を皇族とする」２案を示しました。
この２案でも皇族数を確保できない場合には、▼「皇統に属する男系の男子を法律により直接皇族とする」としました。
秋篠宮家の長男・悠仁さままでの皇位継承順位は維持したうえで、女性・女系天皇の是非には踏み込まなかった形です。（22日18:24）
ネットの声
女性皇族が結婚後も皇室にとどまるって女性宮家ってことでしょ。反対だ！将来、女性、女系容認につながる！
皇族数の確保ではなく、皇位継承が問題なのに。中途半端。
旧宮家復帰しかないでしょ。
第三案が一番良いのでは。民間にいる男系男子が皇室に入れるってことだから。
男系男子をどうしたら継続できるかを考えたら、旧宮家復帰しかないでしょ。
女性皇族がとどまるのは反対。KK見ればわかるでしょ。
参考記事
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(画像:TBS)
