仏マクロン大統領「未接種者うんざりさせたい」 露骨発言に批判
2022/1/5
フランスのマクロン大統領は4日、新型コロナウイルスワクチンの接種を事実上義務化する法案の提出を巡り「未接種者をぜひうんざりさせたい。とことんやり続ける。それが戦略だ」と述べた。パリジャン紙の読者のインタビューに答えた。
マクロン政権は昨年夏以降、ワクチン接種をコロナ対策の中心に位置付け、国民に接種を強く促している。
今回の法案は接種証明がなければ飲食店や長距離列車などを利用できなくする。世論の多数は支持しているが、露骨な発言に野党からは直ちに批判の声が上がった。波紋を広げそうだ。(共同)
コビット:マクロン大統領は、フランスのワクチン未接種者を「手こずらせる」と警告している
1月5日
マクロン氏は、ワクチン未接種者の活動へのアクセスを「可能な限り」制限したいと述べています。
フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、フランスでコヴィド19の予防接種を受けていない人々の生活を困難にするつもりであると警告した。
「私は本当に彼らを煩わせたいし、我々はこれを続けるだろう-最後まで」と、彼はフランスのLe Parisien紙に語った。
しかし、政敵は、彼がインタビューで使った強い言葉は、大統領にふさわしくないと言った。
彼の発言は、コビドパスに関する法案が、野党議員が政府に反対して団結したために延期されたときに出たものだ。
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ワクチン未接種者を公的生活の多くから締め出すことになるこの法案の国会での討議は、真夜中過ぎに続行不能になった。
この法案は今週中に採決で承認される予定だったが、ワクチン反対派を怒らせ、何人かのフランス国会議員はこの問題で殺害予告を受けたと語っている。
マクロン氏は2日のLe Parisienとのインタビューで、「強制的にワクチンを接種する」ことはしないが、「社会生活における活動へのアクセスをできる限り制限する」ことでジャブを打つことを促したいと述べた。
「ワクチン未接種の人々を)刑務所に送ることはしない」と述べた。「だから、1月15日からレストランに行けなくなるぞと言う必要がある。コーヒーを飲みに行くことも、劇場に行くこともできなくなる。映画館に行くこともできなくなる」 (BBC)