オミクロン株 軽いかぜのような症状多い 軽度の発熱も検査を
1月11日
新型コロナのオミクロン株の症状は、軽いかぜのような症状が多いということで、専門家は軽度の発熱などでも積極的に検査を受けるよう呼びかけています。
37度5分以上発熱した人は全体の72%、せきが58%、全身の倦怠感が50%、のどの痛みが44%、鼻水や鼻づまりが36%、頭痛が32%、関節痛が24%、嘔吐・吐き気が8%、呼吸困難が6%、嗅覚・味覚障害が2%となっています。
新型コロナのオミクロン株の症状は、軽いかぜのような症状が多いということで、専門家は、軽度の発熱やけん怠感、体調不良などの場合でも、積極的に検査を受けるよう呼びかけています。
オミクロン株に置き換わりか 風邪に似た症状 20~30代の感染目立つ《福島県・新型コロナ》
1/11(火)
<オミクロン株はデルタ株などと比べどんな症状が?>
1月6日時点で、国立感染症研究所の脇田所長はオミクロン株について「かぜに近い症状が多い」と話している。
厚生労働省によると、沖縄県で1月1日までに感染が確認された50人の症状をみると…【発熱が最も多く72%】次いで「せき」「全身のけん怠感」「のどの痛み」「鼻水・鼻づまり」となっている。
新型コロナの特徴的だった【嗅覚・味覚障害は2%】と非常に少ない。
オミクロン株は、これまでのところ【重症化はしにくいとみられる】
オミクロン株の感染者「味覚に異常なく風邪かと」
8日に体調を崩し、オミクロン株に感染した疑いがある女性の症状をまとめたものです。
関節の痛みや寒気を感じて熱を測ったところ、38.7度。翌日には熱が下がり、関節の痛みなども治まったため、事前に電話で相談のうえ自分で車を運転して病院へ。そして、10日にPCR検査の結果が「陽性」だったことが分かりました。
発症してからこれまで、味覚や嗅覚には異常はなかったということです。
新型コロナに感染した女性:「恐らくオミクロン株の可能性が高いと(医師から)言われた。結構、軽い症状だなって印象があった。特にせきもなく、たんの絡みもなく大体、発熱するとぜんそくを引き起こすが、それも今回はなかったので良かったなと」
新型コロナウイルスに感染した場合、典型的なのは発熱やせき、筋肉痛に加えて嗅覚、味覚異常といった特徴的な症状があり、感染の可能性を疑うきっかけの一つになっていました。