テレビ朝日社長の電撃辞任 現場介入を嫌ったスポーツ局の「クーデター」だった
2/11(金)
六本木のテレビ朝日本社。8日には、国の補助金を不正受給した容疑で部長が逮捕されたばかりだった
2月10日夕方に流れたテレビ朝日・亀山慶二社長(63)辞任の一報に、業界は騒然となった。同社は、亀山氏による「会社経費の私的流用」が社内調査で発覚したため、亀山氏自ら辞任を申し出たと文書で発表したが、背景には「亀山氏とスポーツ局との抜き差しならないない対立があった」とテレ朝関係者が明かす。
1週間くらい前から社員たちの間では、“社長がカネの私的流用で吊るし上げられている”と噂になっていたという。一方、「スポーツ局内で亀山社長に対する不満が沸点に達していた」(テレ朝関係者)。
社員の多くが「うちは天皇制みたいなものです」と自虐的に語る。彼らが言う天皇とは、14年から会長の座にいる早河洋氏(78)のことだ。
「早河会長の権力は今なお絶大で、改編も人事もすべて牛耳っています。例えば、『報道ステーション』の大越健介キャスターの起用なども、早河会長が頷かない限り絶対に実現しません」(同)
つまりは、今回の亀山社長更迭も、早河会長のご意向そのものなのである。一方、早河氏と亀山氏は「切っても切れない関係」と言われるくらいの間柄だった。
泣いて馬謖を斬った
そんな信頼の置ける腹心を、なぜ早河氏は切らねばならなかったのだろうか。
「泣いて馬謖(ばしょく)を斬ったのでしょう。カネの問題というより、そのくらいスポーツ局の反乱が抑えきれなかったのです」(同)
「要は現場への介入が激しすぎたのです。スポーツ局が苛立っていたのは亀山さんだけでなく、亀山さん子飼いの編成部長。二人でスポーツ局長を飛ばして、キャスティングから演出までいちいち高圧的に口出ししてきたというのです。(同)
ブーメラン
より両者の対立を深めたのが、昨年続いたスポーツ局員らによる不祥事だった。五輪閉会式後に、スポーツ局所属の社員らが、打ち上げパーティを行い、一人が大怪我を負った騒動から始まり、翌9月には、非売品の「ドラえもんピンバッジ」を同局所属の2人の社員が親族を通してメルカリで転売していたことも発覚。しまいに12月には、スポーツ局幹部と部下の不倫までもが文春砲によって暴かれた。
「局内の不倫までもが文春へ通報された背景には、局内ガバナンスがめちゃくちゃで、末端の不満が限界に達していたことがあるのです。にもかかわらず、一連の不祥事に亀山さんは、かなり強い姿勢でスポーツ局に徹底調査しろと迫った。それが、ブーメランのように自分の経費不正利用発覚につながってしまったのです。
かくして失脚した“天皇”の側近中の側近。今回の人事は、テレ朝の権力構造にどのような影響を及ぼすのだろうか。(デイリー新潮抜粋)
ネットの声
辞任するくらいだから、背後にまだ他に大きな理由があって、火消しでこの情報出しただけなんじゃないか?
スポーツ局の反乱で社長辞任?いずれにしてもガバナンスなし、コンプラなしのズルズル局
フジ、日テレといい、会長にはいつまでも権力を手放さないのが頑張っているんだな。
なんか腐ってるな、骨の髄まで。醜い権力争い。
どうでもいいけど、この局の電波は止めてもらいたい。国民にとって害悪でしかない。
玉川氏が言ってた飲酒酩酊第三者委員会調査はすっとぼけ?そんなんだから国民から見放されるんだよ。
玉川氏も言ったことはやってもらいたいね。上層部に拒否されたのなら辞任すれば?やめても採用してくれるところはないけど。