バイデン政権はベネズエラから輸入しようとしている
「バイデン政権は、ベネズエラからもっと石油を輸入できるように、アメリカの石油産業に戦争を仕掛けている」
「米国当局は、OPEC加盟国に対する石油取引制裁を緩和する合意の一部として、ベネズエラに米国への石油輸出の少なくとも一部を供給するよう要求している」
The Biden Administration wages a war on the American oil industry just so we can import more oil from…Venezuela. Well done, everyone. https://t.co/WVZlI2yn9U
— Dan O'Donnell (@DanODonnellShow) March 9, 2022
ロシア危機の中、長年の敵であるベネズエラに手を差し伸べるホワイトハウス
ベネズエラは長い間、米国の仇敵であった。しかし、ウクライナ危機とガス価格の高騰の中で、緊張が緩和されつつあるのかもしれない。
バイデンは議会で民主党からの強い反発に直面した。月曜日遅く、上院外交委員会の議長であるロバート・メネンデス上院議員(民主党)は、ホワイトハウスに対し、いかなる種類の取引も行わないよう促した。
「ニコラス・マドゥーロは我々の半球の癌であり、彼の拷問と殺人の支配に新しい命を吹き込むべきではない」とメネンデスは声明で述べた。「モスクワの殺人暴君に対抗して全世界を統一しようとするバイデン政権の努力は、カラカスの人道に対する罪で調査中の独裁者を支持することによって損なわれるべきではない」と声明した。
ベネズエラに非常に温和な手を差し伸べるという決断は、バイデン大統領と民主党にとって他の政治的リスクを伴うものだ。フロリダには20万人以上のベネズエラ人が住んでおり、その中には最近政権から逃れて、長年政治的に重要な州であるフロリダに再定住した人々も多くいる。
バイデン氏の批判はすぐに飛び火した。リック・スコット上院議員(フロリダ州選出)はインタビューの中で、「私は嫌な感じだと思う」と述べた。「彼は独裁者だ。彼は自国の市民を殺害している。市民を飢えさせている。彼はすべてを盗んでいる。彼は民主主義を盗んだのだ」。(wapo)
ニコラス・マドゥロ(wikipedia)
1962年11月23日生まれ。ベネズエラ大統領(第54代)。ただし、2019年1月11日以降の2期目については、後述の通り前年の大統領選挙に不正があったとしてベネズエラ議会や欧米諸国など一部の国から選挙結果を認められていない。ベネズエラ国内の野党・対立勢力や欧米の政治家・メディアからは「独裁者」と呼称されている
サキ報道官はベネズエラとの交渉を認める
ジェン・サキが、バイデン政権高官がベネズエラやイランといった国々と「エネルギー安全保障」-石油の買い増し-について議論していることを認めた。
バイデンはテキサスよりもテロリストから石油を手に入れることを望んでいる。
Jen Psaki confirms Biden administration officials are discussing "energy security" — purchasing more oil — with countries like Venezuela and Iran.
Biden would rather get oil from terrorists than Texas. pic.twitter.com/iGhj0YEw7h
— RNC Research (@RNCResearch) March 7, 2022
米、ベネズエラ産原油の直接供給要求 禁輸緩和巡る交渉で=関係筋
[ヒューストン/ワシントン 8日 ロイター] – 米国はベネズエラ産原油の禁輸措置緩和を巡る交渉で、輸出の少なくとも一部を米国に直接供給することを緩和の条件にする立場を示した。事情に詳しい関係者が明らかにした。米国はウクライナに侵攻したロシアに代わるエネルギー調達先の確保に取り組んでいる。
米国はベネズエラ産原油の禁輸措置緩和を巡る交渉で、輸出の少なくとも一部を米国に直接供給することを緩和の条件にする立場を示した。
米政府高官は5日にベネズエラの首都カラカスを訪れ、マドゥロ大統領らと会談。数年前から途絶えていた両国間の協議が再開した。
トランプ前米政権は2019年にベネズエラ産原油の禁輸措置を発動した。
人権侵害を巡り制裁対象に指定されているマドゥロ氏と協議したことを巡り、米議会の一部議員からは批判の声も上がっている。(ロイター)