自民河野太郎氏「今そんな議論をしている場合ではない」橋下徹氏と戦争の「人道」議題ですれ違い
4/17(日)
自民党の河野太郎広報本部長(59)が17日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(午前7時30分)に生出演し、ロシアのウクライナ侵攻について「民間人が大量に虐殺されているというのは、事実だろうと思います。プーチン(大統領)の戦争犯罪というのは、どこかの段階で裁かれなければならないと思います」との持論を示した。
レギュラーコメンテーターの橋下徹氏からは「人道に対する罪」という点について「フェアの観点でいくと、これまで西側諸国も、イラク戦争、アフガニスタン戦争、セルビアのコソボ空爆など、いろいろ人道に反する部分もあったと思うんです。
プーチン大統領に対して『人道に反する』と言うのであれば、(過去の)西側諸国の『人道に反する』というところも考えていく必要があると思う」と指摘されたが、河野氏は「今そんな議論をしている場合ではないと思いますね。これだけの残虐なことが起きているわけですから。それに対してどうするか、という議論をすべきで、過去にどうだったああだった、プーチンだけが悪いのではない、といった議論は(今は)すべきではない」と応じた。(日刊スポーツ)抜粋
河野氏「今そんな議論をしている場合ではない」(ねこおじいちゃんさんのツイートより)
橋下「プーチン大統領を法で裁くのは重要だと思うが、西側諸国もこれまで人道に反する部分があった。理論武装が必要だ」
河野「いま、そんな議論をしている場合ではない。これだけ残虐なことが行われている。それに対する議論をすべきで過去にこうだったでプーチンを擁護すべきじゃない」
その通り! pic.twitter.com/qIORkQf8FY— ねこおじいちゃん (@necooji3) April 17, 2022
ネットの声
これは河野氏がど正論。当たり前すぎる。と言うか、橋下氏はいつからこうなった?
橋下徹氏は、なぜそこまで「悪いのはロシアだけではない」と盛んに主張を続けるのか。西側諸国の過去の対応などを持ち出してまで、ロシアの蛮行を相対化しようとする。
ロシアだけが悪い訳ではない。だか、その”ロシアだけではない”という事実は「ロシアは悪くない、糾弾される必要はない」ということを示すわけではない。
正直、橋下氏はずっとロシア側にたった論を展開している。それ自体が薄気味悪く、使っているフジテレビにも意図を感じる。
ウクライナにも西側にも非があった。だからと言って今回がどっちもどっちになるはずがない。
この議論は河野氏の主張が正しい。今や、正に不当に失われている人命を救う事が先決である。確かに、過去、欧米諸国も今の戦時法を逸脱した犯罪的行為をやってきた事も事実であるが、その反省に立って現在の秩序がある。