原発事故めぐるTBS「報道特集」に波紋。「福島の若者が甲状腺がんで苦しんでいる」因果関係は国連組織が否定、批判も
2022年5月27日 原発事故と甲状腺がんについて、TBS「報道特集」が報じた内容を疑問視する声が相次いでいます。
福島第一原発事故による放射線被ばく。若者たちがその後、甲状腺がんで苦しんでいるーー。
5月21日放送のTBS系列「報道特集」が、原発事故と甲状腺がんの因果関係を関連づけるようなかたちで報じ、波紋が広がっている。
原発事故と甲状腺がんとの因果関係は、国連組織が「事故による影響とは考えにくい」と評価しているが、番組では触れていない。
経緯を丹念に追ってきた人などからは、「すでに否定されている話を蒸し返している」といった批判の声が上がっている。
UNSCEARの2020年報告書について、復興庁が「放射線の健康影響に関する情報アップデート」というサイトで解説した内容は、以下の通りだ。
原発事故後の10年間で被ばくに関する相当数のデータを集めて出した結果、
・放射線被ばくが直接の原因となるような将来的な健康影響は見られそうにないと引き続きみなしている
・妊婦、胎児への健康影響は見られそうにない
TBS「報道特集」、番組内容を一部訂正 原発事故報道
2022年5月28日
TBSは28日放送の「報道特集」の番組内で、21日に放送した東京電力福島第1原発事故に関する番組内容の一部を訂正した。
「原発事故と甲状腺がん」とする特集で、放射線被ばくの影響で甲状腺がんになったと訴える原告団などを取り上げた。
番組では、福島県内で甲状腺がんが増えた原因として「県は過剰診断と主張」と伝えたが、この日、「正確には、専門家委員会で過剰診断の可能性を指摘されたというもので、県は議論を継続しているとしています。訂正いたします」と修正した。
原発事故を巡っては被ばくにより、甲状腺がんになったとして2011年の事故当時、福島県内に住んでいた男女6人が東電ホールディングスに計6億1600万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴している。県の専門委員会などは被ばくとの因果関係について否定的な見解を示している。(報知)
ネットの声
反原発も考え方の一つとしては理解するが、それならきっちりと科学的根拠を出すべき。
TBSの報道は完全に活動家レベル。
とにかく反原発ありき。理由は後付けでどうでも良い。
TBSは国連科学委員会報告を無視するなどの偏向報道姿勢については反省していない。
BPO案件で徹底調査すべき。
問題の核心は、検証もせず批判ありきで一方的な報道をするその報道姿勢にある。
検証番組くらいやってもらいたい。
TBSは根拠などどうでもいいのだろう。とにかく福島を貶めたいだけ。