米国務省「中国は新疆ウイグル自治区を収容所のように監視」
2022年6月3日 9時10分
アメリカ国務省は、世界各国の信教の自由に関する年次報告書を発表し、中国の新疆ウイグル自治区で大勢のイスラム教徒などが収容所に強制的に入れられていると指摘しました。さらに、国務省の高官は「中国は人工知能などの先端技術を利用し、自治区を収容所のように監視している」と述べ、厳しく非難しました。
記者会見したブリンケン国務長官は「中国は、大半がイスラム教徒であるウイグルの人たちや、ほかの宗教的な少数集団に対しジェノサイドと抑圧を続けている」と述べ、民族などの集団に破壊する意図を持って危害を加える「ジェノサイド」が続いていると指摘しました。
さらに、報告書を取りまとめた国務省高官は「中国はAI=人工知能や顔認証などの先端技術を利用して、新疆ウイグル自治区を収容所のように監視したり、管理したりしている」と述べました。
そして、チベット自治区についても「中国政府が仏教徒に対する弾圧を続けている。チベットの言語や文化を広めるなどした人たちを逮捕し、拷問している」と、厳しく非難しました。(NHK)
岸田政権は、注視する!👇
ブリンケン「中国によるウイグルのムスリムに対する大量虐殺」を訴える
アントニー・ブリンケン氏とラシャド・フセイン氏は、「国際宗教の自由に関する2021年報告書」を発表しながら、中国によるウイグルのムスリムに対する大量虐殺と、キリスト教徒、チベット仏教徒、法輪功学習者に対する弾圧を訴えた。
WATCH: Antony Blinken and Rashad Hussain call out China’s genocide against #Uyghur Muslims and their repression of Christians, Tibetan Buddhists, and Falun Gong practitioners while presenting the 2021 Report on International Religious Freedom. pic.twitter.com/l9EWgD1TrU
— China Policy Research (@ChinaPolicyRsch) June 2, 2022