ブラジル大統領選、ルラ氏とボルソナロ氏が30日に決選投票
2022年10月3日 開票率99%の段階で得票率はルラ氏48%、ボルソナロ氏43%
ボルソナロ氏善戦で世論調査の予想ほど差は広がらず、決選投票に
2日投開票のブラジル大統領選挙は現職のボルソナロ大統領とルラ元大統領が共に有効票の過半数を獲得できず、今月30日に決選投票が行われる見通しになった。
選挙管理を統括する裁判所によると、ブラジリア時間午後10時21分(日本時間3日午前10時21分)の開票率99%時点で得票率はルラ氏(76)が48%、ボルソナロ氏(67)が43%。世論調査ではルラ氏の大幅な優勢が伝えられていたが、ボルソナロ氏が善戦して決選投票に持ち込んだ形となった。
続きを読む決選投票で勝利すれば、2003-10年に左派政権を率いたルラ氏は大統領に返り咲きを果たすことになる。現在、ブラジル国民は物価高騰に直面しており、経済は新型コロナウイルス禍が引き起こした景気低迷を脱し始めたばかりだ。コロナ対策を軽視して一段の景気悪化を招いたボルソナロ政権と対照的に、ルラ氏のイメージは好景気だった時代と結びついている。
ルラ氏はこの日遅くサンパウロで支持者らに、今回の結果を延長戦に突入したスポーツ試合と例えた上で、「われわれがこの選挙に勝利すると私は常に思ってきたし、今もなおそう考えている」と語った。
しかし得票率の差はルラ氏が期待していたほどには開かず、ボルソナロ氏に向こう4週間、巻き返しを図る機会を与えることになった。世論調査結果が第1回投票でルラ氏の当選が決まると示唆したことを受け、ブラジル資産価格はアンダーパフォームの状態となっていたが、ボルソナロ氏の善戦が資産価格を押し上げる可能性が高い。
トランプ大統領
サイレントマジョリティーが帰ってきた!!!
トランプ大統領「ボルソナロ大統領を祝福する!」
ブラジルのボルソナロ大統領、当初のフェイクニュースメディアの不正確な世論調査を大きく「上回り」、10月30日に行われる急進左派の挑戦者との2人による決戦に持ち込んだことを祝福する。
他の保守派が選挙戦から去った今、ボルソナロ大統領は大勝するために非常に強い立場にある。
さらに重要なことは、ブラジルの素晴らしい国民が、ボルソナロ大統領のこれまでの仕事、そして現在の仕事を高く評価しているからこそ、ボルソナロ大統領は勝利することができるのである。
この24時間で有権者が大幅に増加している。