なぜ政府は飲食店をグルメサイトに「密告」させるのか
2021.07.04
政府は適切にコロナ対策を行っていない飲食店を利用客にグルメサイトを通じて申告させる方針です。
飲食店のコロナ対策を客が「評価」 グルメサイト通じて回答(毎日新聞) – Yahoo!ニュース
政府は2日、新型コロナウイルス対策の強化に向け、飲食店の感染対策状況を利用客が報告する新たな仕組みを導入すると発表した。感染対策の「第三者認証制度」の基準が守られているかグルメサイトのアンケートに回答し、国から情報提供を受けた都道府県が「違反店」を指導する。
ということで、政府は、飲食店にコロナ対策を徹底させようとしていますが、この「第三者認証制度」をより強化するための仕組み作りという狙いがあります。しかし、これとて科学的な根拠に基づいた施策とは言い難いです。
しかも、利用客にチェックさせるというのは、かなり問題のある制度と言えます。
コロナ以前にも、同業他社や悪意のある第三者による不当な書き込みや、グルメサイト自身による評価の売買があったのはご存じのとおりです。
フードライターの白央篤司氏は利用客によるチェック体制に疑義を呈しています。
いやいやいやいや、今だって現実に捏造感想が好き放題各SNSにアップされているんだよ? 捏造までいかずとも、きちんと専門知識を学んだわけでもない素人にチェックさせるとか、店の営業の生殺与奪をそんな適当に預けるなんて、ありえない。国は何を考えているんだ?!
— 白央篤司 (@hakuo416) July 2, 2021
京大ウイルス・再生医科学研究所の宮沢孝幸氏、「お札からうつつなんていうのは○◯レベル」
また、京都大学ウイルス・再生医科学研究所の宮沢孝幸氏は、もっと科学的な対応を考えるべきだと苦言を呈してます。
無意味な対策が常識になっているのでやめた方がいいです。永遠に対策し続けることになります。どの対策が本当に重要で、どれが無意味なのかを調べて発表すべき。お札からうつるなんていうのは○○レベルです。
飲食店のコロナ対策を客が「評価」 グルメサイト通じて回答 | https://t.co/obAaHE6ndz
— Takayuki Miyazawa (@takavet1) July 2, 2021
その時の利用客の気分次第で間違えたり虚偽の情報を流すこともあり得ます。そもそも、グルメサイトの匿名投稿を元にすること自体、信憑性云々という問題以前に常識的に考えられない制度設計といえるでしょう。
協力金の支払いも滞っている中で、さらに飲食店を窮地に追い込むことになりかねません。(agora)
そもそも何で飲食店?
コロナ脳にとっての不都合な真実、「飲食店のクラスターはほとんど発生していない」/クラスター発生の半分近くは家庭、飲食店は最下位
夏の間散々、「夜の街」が小池百合子都知事らに悪者にされた後の2020年11月20日、NHKの『ニュースウオッチ9』が東京の感染経路の割合をグラフで紹介した。 最も多かったのが「家庭」の42.1%で、「施設」15.9%、職場15.7%、会食8.2%、接待を伴う飲食店などの2.5%と続く。それ以外は「その他」である。
2021年に入ると年末年始のステイホームが影響したのか、家庭内感染が激増。春にかけては高齢者施設でのクラスターが相次ぎ、高齢者が中心のカラオケ喫茶・スナックも一大クラスターとなった。
ネットの声
今時、 中共でもやらない
いつの時代の全体主義対策だ!
この制度で一番先に浮かんだのは文化○革命の紅衛○
わしは、クメールルージ○の子供ら
スターリ○の秘密警察でもやらんわ!!
言っておくが、これに付き合ったグルメサイトは後でとんでもない批判浴びるだろう