ヤマダ電機傘下の大塚家具 大塚久美子社長が抜けたら、いきなり黒字化!の衝撃
11/25(木)
11月4日、ヤマダホールディングスが第2四半期決算短信を発表した。「デンキ事業」の売上は6620億円と前年同期と比べ15・8%下げたものの、「その他事業」は334億円と18・3%アップし、黒字転換したという。その主な理由は、《株式会社大塚家具の収益改善》によるというのだ。元社長の大塚久美子氏(53)が同社を去ったのが昨年12月、まだ1年も経っていないというのに……。
ヤマダホールディングス全体の売上は8003億円。昨年よりも7%下がったものの、コロナ禍による外出自粛、東京五輪開催期間中の来店客減少、昨年の特別給付金による需要増加の反動が響いたと分析している。
そんな中にあって、「その他事業」は2割近くも売上を伸ばしたというのだ。営業利益は1億1000万円で、前年同期(-18億700万円)と比べると、19億1700万円も伸ばしたことになる。早速、ヤマダホールディングスに聞いてみた。
――「その他事業」は大塚家具の業績と考えていいのか?
ヤマダ:ほぼ大塚家具の業績と考えていただいて結構でございます。
――昨年まで赤字続きだった大塚家具が一気に黒字転換した理由は?
ヤマダ:来店客数の回復や家電販売による家具と家電のシナジー効果など継続して取り組んでいる事業構造改革による収益改善成果によるものです。
――大塚久美子社長時代とは、具体的に何が変わったのか?
ヤマダ:大塚久美子社長時代より実施していた上記の事業構造改革による収益改善のスピードが上がりました。
久美子社長時代とやっていることは基本的に変わらないというわけだ。それだけでこんなにも業績が良くなるだろうか。業界関係者はこう言う。
何が変わったのだろう。
「まず久美子氏がいなくなったことで、会社全体の風通しが良くなったことは言えるでしょう。コロナ禍による巣ごもり需要が収まりかけていて、決して業界にとって追い風とも言えない状況ですが、少なくとも役員や社員も彼女のご機嫌を伺わずに、商売に邁進できるわけですから」
資本と人が変われば
ヤマダも大塚家具の完全子会社化を発表した際、「完全子会社化によって意思疎通が迅速になり、(大塚家具の)業績回復のスピードアップに繋がる」と説明していた。
「完全子会社となって、IRであるとか管理部門に割かれるマンパワー、費用も浮いた。会社規模が小さくなったことで、経営の効率が上がったと思います。さらに、無金利の分割払いサービスを取り入れたことで、大きく売上も伸びたと聞きます」(デイリー新潮抜粋、記事全文は下記)
大塚家具・大塚久美子社長の退任発表(2020年10月28日放送「news every.」より)
大塚家具の大塚久美子社長が退任することが決まりました。 創業者である父親からおよそ5年半前に経営権を勝ち取ったものの、経営を立て直すことはできませんでした。
ネットの声
やってることは変わらずに業績アップて、久美子氏は切ないな。。。
ビジネスマンとして優秀だったのは父親のほうだった
親子で争っていた時も父上が正しいと証明された。ニトリの領域に踏み込もうとしたのは明らかに間違いだった。
大塚家具は高いから安くすると安直だった。高いなりの理由があり価値があった。それはお父さんが言っていたが、正しかった。
遅きに失した。大塚家具で赤字を出していた時に代わっていれば山田電気の配下にはならずに済んだのに。
父上、母上は複雑だろうな。だから言ったろうと。
参考記事
(画像:日テレ)