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高梨選手「失格」の舞台裏判明! 厳格審査の男性担当者が”介入”し大混乱/通常いないはずの男性コントローラーが突然介入し大混乱を招く/失格の独アルトハウス(個人銀)「女子ジャンプをぶち壊した」

事件

高梨沙羅「失格」の舞台裏判明! 厳格審査の男性担当者が〝介入〟し大混乱=ドイツ紙

2/10(木)

これがスーツ問題の〝核心〟か――。北京五輪スキージャンプ混合団体で、スーツの規定違反により高梨沙羅(25=クラレ)ら女子選手ばかり5人が失格になった騒動が新展開を迎えた。同種目で世界選手権を4連覇しながら、失格の影響で五輪初代王者を逃したドイツでは、ほぼ原因を断定女子選手の測定に、通常はいないはずの男性コントローラーが突然介入し、大混乱を招いたという。〝元凶〟となった人物は猛批判を浴びるなど、さらなる波紋が広がっている。

世界中で「茶番」と評された大騒動は測定者と選手側の証言が大きく食い違い、謎が深まるばかりだった。試合後、マテリアルコントロール(道具チェック)責任者でポーランド人女性のアガ・ボンチフスカ氏は「新たな測定の手順は一切踏んでいない」と主張していた。

しかし、シリエ・オプセトが失格したノルウェー代表のブラーテン監督は、通常の測定では選手は腕を体から30センチほど横に向けて伸ばして待つが、団体混合の当日は腕を頭の上に置いたままだったとノルウェー紙「VG」で反論した。また、通常は検査を1人で行うが、この時はなぜか3人だったという。

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最大の疑問は、5日に行われた女子個人戦で5人とも同じスーツを着ていたにもかかわらず、失格になっていなかったことだ。この理由についてカタリナ・アルトハウスの失格により優勝を逃したドイツの伝説的ジャンパーで、2002年ソルトレークシティー五輪団体金メダリストのスベン・ハンナバルト氏は、女子のスーツ測定に男子担当者が〝介入〟したことを挙げた。

ドイツのホルンガッハー監督によると、通常ならマテリアルコントローラーは男子種目には男性、女子種目には女性が担当。しかし今回の混合団体では、男性コントローラーが突然、女子の測定にもついてきたという。ハンナバルト氏はドイツメディア「ワトソン」に対し、団体戦で着用したスーツは個人戦で女性のコントローラーがOKを出したものだったが、団体戦では男性コントローラーが違うやり方で測定したことから今回の大混乱が起きたと指摘した。

この男性担当者は、非常に厳格な測定で知られるフィンランド人のミカ・ユッカラ氏。ハンナバルト氏は「(測定で)女子には違うやり方があったようだが、それはシーズンを着実に進めるためなのだろう。ユッカラがルール厳守を示すのはいいことだが、よりによって五輪でこの厳しさは…。女子選手にとって厳しすぎた。試合の1日か2日前に、ユッカラが『自分のガイドラインに従って適切にコントロールする』と、女性たちに伝えるべきだった。あるいは、女子には女性のコントローラーがつき、ユッカラはいつも通り男子をコントロールすべきだったと猛批判した。

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ユッカラ氏に対しては、3月までコントローラーを担当していた前任者のジョセフ・グラッツァー氏も痛烈に批判。ドイツ紙「ティロラー・タゲズゼイトゥン」に「あれは大失敗だ。ユッカラはある日突然、すべてを変えてコントロールしようとして、仕事を違った形で行おうとしている印象がある。僕にとって、今の彼は試合場に立つべき人間ではない。ミスがあったんだ」と怒りをぶちまけている。

今大会で初採用となり、スキージャンプの魅力をアピールしたかったはずが、多くの選手を苦しめる格好になった混合団体戦。アルトハウスは「女子ジャンプをぶち壊した」と非難した。高梨は自身のインスタグラムで暗黒の画面とともに謝罪を表明し、今後の進退についても言及するなど精神的なダメージが心配されている。

何より今回の騒動をきっかけに、スキージャンプという競技そのものへの関心にも影響を及ぼしかねない。国際スキー連盟(FIS)は、一体どう〝落とし前〟をつけるのか。(東京スポーツ)

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カタリナ・アルトハウスさんのインスタより

今日のジャッジには言葉もありません。
私たちのスポーツは、このことでダメージを受けた…。
アスリートとその夢が台無しに…。
申し訳ないが、私は11年間、一度も失格になったことがない!!!!
私たち女性にとって最も重要な大会の一つであり、スポーツ全体にとっても初めてのことだったのに、こんなことになるなんて!!!!
とても残念で腹立たしいです。
この場にいるために本当にすべてを出し切り、最高のジャンプを見せることができた……。
打ちのめされて、理解できない…。

ネットの声

この記事が女性ばかりに失格者が出たという結果の疑惑を証明した。

ルールを名目にルールを運用する側がそのルールを守らないとは何を説明すべきなのか、またコントローラーにより基準、測定法が変わるようではそれはルールと言えない。

なぜ最初に男が介入することをNGとしておかなかったのか。また、他の2人の女性ジャッジは何をしていたのか?3人いたのなら2人のジャッジが強く異議を唱えるべきだった。

この記事を読む限り、男性コントローラーに意図があったのでは?とさえ疑いたくなる内容だ。あまりにひどい。

そもそもなんでゲーム前にスーツ検査をしないのか?時間がないとは言わせない。こんなトラブルがあるのなら、試技の時間を削っても、あるいは試技をやめてでも検査の時間を割くべき。終わってから抜き打ちなど馬鹿げている。

こんなやり方がスキージャンプの信頼を失墜するということがなぜわからないのか。こんなレベルの低い人たちがジャッジをしていたのかと衝撃を受けた。

測定に厳格化を図る場合、一部の選手を抽出するのではなく、全員を測定しないことには公平性が保たれない。

全くのお粗末。これに携わったコントローラーは男性も女性もすべてジャッジの権利を剥奪すべきだ。そして国際スキー連盟会長は辞任前提で、記者会見してすべてを話すべきだ。

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