アメリカ政府 ベネズエラ産原油の輸入再開を模索か
アメリカ政府はロシアへの追加制裁として検討している原油の輸入制限に関連し、南米ベネズエラへの制裁を緩和し、原油の輸入再開を模索していることが分かりました。
複数のアメリカメディアが7日までに報じたもので、CNNは関係者の話として、トランプ前政権時代の経済制裁で停止されているベネズエラ産の原油の輸入について、バイデン政権が制裁を緩和し、輸入を再開する方法を模索していると伝えています。
ウクライナ侵攻への追加制裁として、ロシア産の原油の輸入制限に踏み切った場合に、ロシアの代わりとなる原油の調達先を確保することが狙いだということです。
ベネズエラの他に、産油国イランについても、核開発を理由に行っている制裁の緩和を視野に、輸入再開に向けた協議が進められているとしています。
野党・共和党からは「あまりにも無謀であまりにも愚かだ」などの批判に加え、アメリカ国内で石油生産を増やすよう求める声が上がり始めています。(テレ朝)
ポンペオ前国務長官
「バイデンは、ある邪悪な独裁者から石油を買うことを禁止しているが、他の2人の独裁者からしか買っていない。彼は直ちに新しい石油とガスのリースの禁止を撤回し、キーストーンXLパイプラインを再開する必要がある」
Biden is banning buying oil from one evil autocrat, only to buy it from two others.
He should immediately reverse his ban on new oil and gas leases and restart the Keystone XL Pipeline.
— Mike Pompeo (@mikepompeo) March 8, 2022
「ロシアのエネルギーに対する制裁は、幅広く、深くなければならない。優れた外交とアメリカのエネルギーがあれば、最大限の圧力がかかっても価格を低く抑えることができることを正しく理解している。 アメリカは以前、それをやってのけた」
Sanctions on Russian energy must be broad and deep. @frank_fannon has it right that good diplomacy and American energy can keep prices low even as max pressure is applied. America has done it before. https://t.co/C2RckuDRZ3
— Mike Pompeo (@mikepompeo) March 9, 2022
バイデンは、環境保護のため、キーストーンXLパイプライン認可取り消した(1/21)
2021年1月21日
大統領就任後初の主要な環境保護の行動の1つに
バイデン氏は就任後初の主要な環境保護の行動の1つとして、カナダのTCエナジーに対する「キーストーンXL」建設許可を撤回した。
バイデン氏が署名した大統領令について知る関係者1人が明らかにした。
キーストーンXLは2015年にオバマ大統領(当時)が環境面の懸念から却下したが、17年にトランプ前大統領が就任早々にそれを覆し、認可していた。
カナダのトルドー首相は声明で、「気候変動との闘いへのバイデン大統領のコミットメントは歓迎するが、われわれは失望している」とコメント。