ゴロフキン 村田を称えて自分のガウンを着せる「スーパー王者にふさわしい戦いをみせた」
4月10日
IBF王者のゲンナジー・ゴロフキン(40)=カザフスタン=がWBAスーパー王者の村田諒太(36)=帝拳=を九回TKOで下し、2団体王座統一を果たした。
試合後、リングで上でインタビューを受けたゴロフキンは大粒の汗を滴らせながら、「この素晴らしい舞台を用意してくれたすべての皆様、この試合を見てくださった皆様にお礼を申し上げたい」と周囲への感謝を述べた。
激闘を繰り広げた村田に対しては、「素晴らしいファイトを見せた村田選手、村田選手のチームに称賛を送りたい。拍手をお願いします」と称え、「スーパー王者、その名にふさわしい戦いを見せてくれた。一緒に戦えたことを誇りに思う」と素直な思いを口にした。
インタビューを終えたゴロフキンは自分が羽織っていた青のガウンを脱いで村田に着せ、笑顔で健闘を称え合った。(デイリー)
「これは君のだ! 一生持ってろ!」――ゴロフキンの村田諒太への“ベルト返上”が海外メディアで話題沸騰!「だから彼は愛される」
4/10(日) 5:00配信
リング上でのフラッシュインタビューで「素晴らしいファイトを見せてくれたムラタ、そして彼のチームにお礼と称賛の言葉を送りたい。ぜひ、拍手をお願いします」と敬意を表したゴロフキンは、直後に村田のもとへ歩み寄ると、自身が長年愛用してきたガウンを手に取り、村田に手渡したのだ。
いわば“勝負服”とも言えるガウンを敵に贈呈するのは、力を認めた何よりの証とも言えるのではないか。それと同時にいつなんどきも周囲へのリスペクトを欠かさなかったゴロフキンの人格者ぶりを表すワンシーンでもある。
さらにこれだけではなかった。試合後に自身のインスタグラムを更新したゴロフキンは、村田の控室に入る動画を公開。そのなかで「おい、リョウタ! これは君のベルトだ。一生持っていてくれた」と、なんと獲得したばかりのベルトを手渡したのである。(THE DIGEST)
ゴロフキン選手のツイートとインスタ
村田諒太に敬意を表する!あなたはチャンピオンだ🙏🏻ありがとう!
Tons of respect for Ryota Murata! You are the champ 🙏🏻 Arigato! pic.twitter.com/5lpUXTv842
— Gennadiy Golovkin (@GGGBoxing) April 9, 2022
ネットの声
元WBA王者、ローマン・ゴンサレス選手(帝拳所属)「真の同胞。 二人の偉大なチャンピオン」
素晴らしい戦いだった。ゴロフキンは本物の王者だ。
負けても清々しい気持ち。二人の戦いは素晴らしかった。
村田選手もよく戦った。惜しかった。引退などしないでほしい。
ゴロフキンのパンチがすごかった。パンチ力で劣ってしまったが、村田選手も堂々と戦った。
敗者をリスペクトするゴロフキン。なかなかできることじゃない。
私は2人の偉大な戦士を本当に尊敬しています。 あなたはの真のチャンピオンです。