NEW！マクロンピンチ／極右色和らげ躍進のルペン氏　反マクロン票受け皿に／世論調査は2%以内の極めて僅差、TV討論が鍵になる

極右色和らげ躍進のルペン氏　反マクロン票受け皿に

2022/4/11

【パリ＝三井美奈】フランス大統領選第１回投票で、極右「国民連合」のルペン候補が２０１７年の大統領選に続き、決選投票進出を決めた。マクロン氏は前回選でルペン氏に倍近い差をつけて勝利したが、世論調査によると、差は大幅に縮まるとみられる。マクロン氏は１０日、「油断してはいけない。まだ何も決まっていない」と陣営を引き締めた。

開票の結果、過激な主張を掲げる左右両派の「異端」候補が２～４位を占め、体制不信の根深さを示した。１７年の選挙でマクロン氏の票田となったパリ郊外では今回、急進左派のメランション氏が「反マクロン」票を吸収し、多くの自治体で得票率首位に立った。

２位のルペン氏、３位のメランション氏はともに、前回の得票率を上回り、極右評論家のゼムール氏は初出馬ながら４位に食い込んだ。いずれも、欧州連合（ＥＵ）や北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）に懐疑的な姿勢をとる。３人の合計得票率は５０％を超え、マクロン氏が決選投票で勝利しても、仏外交の不安材料として残る。(産経新聞)

フランス、最新の世論調査はルペンがマクロンに2ポイント以内

マクロン氏とルペン氏は、4月24日の決選投票で対決することになる。イプソスの世論調査では、マクロン氏が51％対49％でルペン氏をリードしている。約２時間半行われるテレビ討論会が鍵に。

マクロン（EC-RE）：51％（-16）
ルペン（RN-ID）：49％（＋16）

(　)は2017年選挙からの変更

BREAKING: New poll France, Ifop-Fiducial for LCI & TF1 has Le Pen within 2 points of Macron

Presidential run-off election

Macron (EC-RE): 51% (-16)
Le Pen (RN-ID): 49% (+16)

Changes from 2017 Election

10 April 2022 (after 20:00)https://t.co/7ed47Lyo8n pic.twitter.com/ZhB1BrBSoy

— InteractivePolls (@IAPolls2022) April 10, 2022