バイデン氏、中国国家主席と「近く」会談-対中制裁関税の緩和検討
2022年6月19日 バイデン米大統領は18日、中国の習近平国家主席と「近く」会談すると述べ、トランプ前政権が導入した対中制裁関税を緩和する可能性を検討していることも明らかにした。
バイデン政権は、中国からの約3000億ドル(約40兆円)相当の輸入品を対象にトランプ前政権が課した制裁関税の扱いを検討している。中国製品との競争から保護されることで恩恵を被る米企業がある一方で、製造業など中国製品を部材として利用するセクターの企業は打撃を受けている。(bloomberg)
米財務長官 “政権内で対中関税の一部引き下げ検討”
2022年6月20日 アメリカのイエレン財務長官は、記録的なインフレが続く中、トランプ前政権から引き継いでいる中国からの輸入品に課した関税措置について「戦略性に欠け、物価を引き上げているものがある」と述べ、政権内で対中関税の一部引き下げを検討していることを明らかにしました。
背景には秋の中間選挙が迫る中、記録的なインフレの緩和につなげたいという思惑があるとみられますが、不公正とされる貿易慣行の是正に向けた具体策を中国側から引き出さないまま関税を引き下げれば、一方的に譲歩したという批判は免れないだけに、バイデン政権は難しい決断を迫られています。
バイデン「彼と話すつもりだ」
記者:”大統領、習近平国家主席とすぐに話をしますか?”
バイデン: “私はあなたとは話さない、休暇中だ…そう、彼と話すつもりだ。”
REPORTER: "Mr. President, will you talk to President Xi soon?"
BIDEN: "I will not talk to you! I'm on my vacation…Yes, I'm going to be talking to him." pic.twitter.com/FifEdlKSk9
— RNC Research (@RNCResearch) June 19, 2022
レポーター: 「(中国への)関税を撤廃するのですか?」
バイデン:「今、考えているところだ(検討中)」
Reporter: “You’re lifting the tariffs [on China]?”
Biden: “WE are in the process of making up MY mind.” pic.twitter.com/A95B7gz0cq
— RNC Research (@RNCResearch) June 19, 2022