NCAA(全米大学体育協会)、生物学的男性のリア・トーマスが「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」賞にノミネートされ、反発に直面
2022年7月18日 2:27 AM
全米大学体育協会(NCAA)の2022年「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」に生物学的男性のリア・トーマスがノミネートされたことに対して、批判が高まっている。
デイリー・メール紙によると、テニスの伝説的選手マルティナ・ナブラチロワからNCAAケンタッキー大学の水泳選手ライリー・ゲインズまで、さまざまな女性アスリートが、昨年出場した多くの超一流生物学的女性アスリートを差し置いてトーマスを選んだペンシルバニア大学を批判している。
ツイッターでは、マルチナ・ナブラチロワが「素晴らしい生物学的女性アスリートが十分でないとでも、NCAA?! 何やってるの!!!!!!!!!!”
Not enough fabulous biological women athletes, NCAA?!? What is wrong with you?!!!!!!!? https://t.co/5QAJyt0Qab
— Martina Navratilova (@Martina) July 16, 2022
ケンタッキー大学の「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」にノミネートされたライリー・ゲインズさんは、「これはまた女性への平手打ちだ」とツイートしている。
まず女性の全米タイトルを獲得し、今度は大学陸上界の頂点に立つ賞にノミネートされた。NCAAはこの賞を無価値なものにしてしまった」
Being the real girl in that photo and also University of Kentucky's nominee for NCAA WOTY, this is yet another slap in the face to women. First a female national title and now nominated for the pinnacle award in collegiate athletics. The @NCAA has made this award worthless. https://t.co/MRCieqbltd
— Riley Gaines (@RileyGaines) July 16, 2022
3月のNCAA選手権女子200メートルで、ゲインズはトーマスと同着で5位となり、表彰式では2人が同着にもかかわらず、NCAA職員がトーマスをゲインズより先に表彰台に乗せた後。NCAA職員はゲインズ選手に、”5位のトロフィーは1つしかないので、あなたのは郵便で届きますよ “とさりげなく言っていたそうだ。
トーマスの女性との競争に対する批判は過去にも表面化したが、しばしば匿名で行われた。3月にバージニア工科大学の水泳選手が、「私たち女性がこのレベルで競争するために、私たち以上の能力を持ち、他の女性から機会を奪っている人物に対して、私たちは皆、非常に失望し、不満を感じているというのが共通の認識だ 」と発言している。