元毎日新聞記者 西山太吉さん死去
【NHKニュース速報】
元毎日新聞記者 西山太吉さん死去 沖縄返還巡る日米「密約」報道 91歳#nhk_news https://t.co/POYwA7dwvS— NHKニュース (@nhk_news) February 25, 2023
沖縄返還を巡る日米の密約の存在を報道し、機密文書を違法に入手したとして有罪判決を受け、その後も問題の追及を続けた元毎日新聞政治部の記者、西山太吉さんが24日、心不全のため北九州市の介護施設で亡くなりました。91歳でした。
西山さんは山口県下関市の出身で、慶応大学を卒業後、昭和31年に毎日新聞社に入社し、政治部の記者として活躍しました。親族によりますと、西山さんは2か月ほど前から北九州市の介護施設に入所していたということです。
24日、心不全のため亡くなりました。91歳でした。
西山事件
第3次佐藤内閣当時、リチャード・ニクソンアメリカ合衆国大統領との沖縄返還協定に際し、公式発表では地権者に対する土地原状回復費400万米ドルをアメリカ合衆国連邦政府が支払うことになっていたが、実際には日本国政府が肩代わりしてアメリカ合衆国に支払うという密約をしているとの情報を掴み、毎日新聞社政治部記者の西山太吉氏が、日本社会党議員に情報を漏洩した。
日本国政府は密約を否定。東京地検特捜部は、西山氏が情報目当てに既婚の外務省事務官に近づき、性交渉を結んだとして、情報源の事務官を国家公務員法(機密漏洩の罪)、西山を国家公務員法(教唆の罪)で逮捕した。これにより、報道の自由を盾に取材活動の正当性を主張していた毎日新聞は、世論から一斉に倫理的非難を浴びた。
西山氏が逮捕されて社会で注目される中、密約自体の追及は完全に色褪せた。取材で得た情報を自社の報道媒体で報道する前に、国会議員に当該情報を提供し国会における政府追及材料とさせたこと、情報源の秘匿が不完全だったため、情報提供者の逮捕を招いたこともジャーナリズム上問題となった。(wikipedia)
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ご冥福をお祈りします