ダボス会議 15日から 世界の政財界のリーダーら2800人余参加へ
2024年1月15日
世界の政財界のリーダーが集まる、通称「ダボス会議」が15日からスイスで始まります。ウクライナ侵攻や中東情勢に加え、世界経済の行方やAIの活用のあり方など、重要な課題について議論が交わされます。
120の国と地域から合わせて2800人余りの政財界のリーダーたちが参加する見込みで、ことしは「信頼の再構築」という全体テーマが掲げられています。
このほか、気候変動やエネルギー問題についても議論される見込みで、世界が直面するさまざまな重要課題に有効な解決策が示されるか注目されます。
ことしの世界経済フォーラムの年次総会、通称「ダボス会議」は、「信頼の再構築」という全体テーマを掲げています。シュワブ会長は「世界では分断が拡大し、不確実性と悲観主義のまん延につながっている。問題の根本原因に目を向け、より有望な未来をともに築くことで、未来に対する信頼を再構築しなければならない」として、グローバルな課題について対話を進める重要性を強調しています(NHK)
クラウス・シュワブ「我々はエゴになりつつある」
「我々は国家および個人のレベルでより自己中心的になるリスクがる。このサイクルを断ち切りたい」
NOW – Klaus Schwab says, “We risk becoming much more ego-centered on a national and individual level” and wants to “break this cycle.” pic.twitter.com/LbHLvOSYgt
— Disclose.tv (@disclosetv) January 16, 2024
急激な変革の課題は、実際には私たちのプログラムの基盤だ。これが不確実性を引き起こす。中国は恐れと悲観主義を理解し、短期的な危機管理モードに入った。
これは長期的で戦略的かつ持続可能な解決策の害となる。このアプローチの反応は、私たちの共同体の未来に対する信頼を損なう。
私たちは将来への信頼を失っている。私たちは国家レベルでも個人レベルでもより自己中心的になりつつあり、このサイクルを断ち切る必要がある。
このサイクルを断つためには、パラダイムの転換が必要だ。私たちは信頼を再構築し、実際に出会いのように思えるものを築かなければならない。私たちは将来への信頼を再構築する必要がある。課題に打ち勝つ能力に対する信頼、そして最も重要なことは、お互いへの信頼だ。