中国外相、国連のウイグル族人権侵害調査「受け入れる」
22日、王外相はウイグル族への弾圧を否定した=ロイター
中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外相は22日、中国ウイグル族の人権問題について、バチェレ国連人権高等弁務官が率いる調査団を受け入れる用意があると国連人権理事会で語った。強制労働など大規模な人権侵害があった疑いがあるが「起きていない」と全面的に否定した。王氏は「新疆ウイグル自治区へのドアは常に開かれている」と主張した。バチェレ氏は調査団の立ち入りを求めているが、実現していない。
王氏は同自治区などにイスラム教のモスクが2万4千箇所あるとして「こうした基本的な情報からも、ジェノサイド(民族大量虐殺)、強制労働、宗教の弾圧は起きていないことが分かる」などと述べた。
中国は昨年6月バチェレ国連人権高等弁務官を非難-香港巡る発言で
2020年6月22日 12:27 JST
「中国の主権と内政問題への著しい干渉」と中国政府
香港国家安全法案は中国の人権責任に完全順守する必要-バチェレ氏
中国政府は、バチェレ国連人権高等弁務官による香港国家安全法制に関する発言に「強い不満と断固たる反対」を表明した。ジュネーブの中国政府代表部はウェブサイトに19日掲載した声明で、「中国の主権と内政問題への著しい干渉であり、国連憲章の目的と原則に反する」と主張した。
国連のウェブサイト「UNニュース」の記事によれば、バチェレ氏は同日、香港国家安全法案は中国の人権責任に完全に順守する必要があり、国連人権高等弁務官事務所として状況を注視していると述べた。
一方、国連人権高等弁務官事務所は、ウイグル人活動家情報をCCPに横流ししているとの情報も
ウイグル人ジェノサイドに王毅外相がバチェレ国連人権高等弁務官率いる調査団受入れの用意があると発表。mei氏によれば同事務所はウイグル人活動家情報を中国に横流ししている、と。いかにも中国らしい。コロナ視察同様“何も見せない”のは得意技。調査団の構成から攻防へ。https://t.co/VBfMGdbwUU https://t.co/LplsEErta8
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) February 23, 2021
カナダ議会はCCPをジェノサイドと認定
カナダ保守党エリン・オウトゥール議員
「今日、すべての政党のメンバーは、ジャスティン・トルドーと彼の内閣が投票を拒否したにもかかわらず、ウイグル人と他のトルコのイスラム教徒に対して中華人民共和国によって現在行われている大量虐殺を認めることに投票しました」