河野氏、旧宮家養子を含む中間整理を尊重「全く異論ない」
2021/9/8 17:31
自民党総裁選(29日投開票)に出馬意欲を示している河野太郎ワクチン担当相は8日、安定的な皇位継承策を検討する政府の有識者会議(座長・清家篤元慶応義塾長)が旧宮家の男系男子の養子縁組を選択肢の一つと位置付けた中間整理を尊重する意向を記者団に示した。河野氏は過去に女系天皇を容認する姿勢を示していた。
河野氏は中間整理について「非常に現実的ないい方向性を示しているので、その結果を尊重することに全く異論はない」と述べた。「天皇陛下は国民広くから支持されるのが大事だ」とも語った。中間整理では、旧宮家の男系男子の養子縁組と、女性皇族が婚姻後も皇室に残る案の2つを軸に検討するとしている。
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河野氏は防衛相時代の昨年8月、インターネットの動画投稿サイトで「愛子さまをはじめ内親王のお子さまを素直に次の天皇として受け入れることもあるのではないか」と言及。母方にのみ天皇の血筋を引く女系天皇の容認も含めた国民的な議論が必要だとの認識を示していた。
一方、河野氏は原子力発電政策について、「安全が確認された原発を再稼働していくのは(温室効果ガス排出を実質ゼロにする)カーボンニュートラルを目指す上で、ある程度必要だ」と述べた。持論とする脱原発に関しては「いずれ原子力はなくなる。ただ、あす、来年『やめろ』というつもりではない」とした。
自民総裁選 岸田氏、憲法改正「総裁任期中に実現」
2021/9/8
自民党総裁選(17日告示、29日投開票)に出馬を表明している岸田文雄前政調会長は8日、産経新聞の単独インタビューに応じ、総裁選に勝利し、首相に就任した場合には、自身の総裁任期中に憲法改正を目指す考えを示した。緊急事態条項新設を含む党の改憲4項目に言及し、「国会の議論を進め、国民投票に持ち込む。実現すべく最善の努力をしたい」と述べた。
中国公船による尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺への領海侵入が常態化する中、対応強化のための海上保安庁法や自衛隊法の改正に関しても「必要であるならば法改正を含めて検討する」と語った。
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台湾海峡有事に際しては「日本国民の命や暮らしを守るために法律を適用して具体的な対応を行う」と述べた。また、平成25年に閣議決定した国家安全保障戦略をめぐっては国際環境の変化を踏まえ、「戦略の見直し、再検討すべきだ」との考えを示した。
中国当局による新疆(しんきょう)ウイグル自治区などでの人権侵害に関し「人権や民主主義など基本的な価値を守るための発信は、より強めていく」と強調した。
岸田氏はまた、安定的な皇位継承策については「女系天皇は考えるべきではない」と述べ、男系維持の考えを表明した。
原発政策に関しては「世界最高水準の安全基準のもとで再稼働を進めていくことが大事だ」と語った。
ネットの声
高市氏を意識してるね。
保守層取り込みに必死。自民党にいるなら当然そうだろ。最初から言えば良いのに。
コロコロ変わる人は信用できんね、もし総理になったらまた違うこと言い出すよ、こういう人は。
あれだけ女系容認してたのに、考えが薄いのか。
こんなに根本的な話を変える人は信用ならんね。