民主党の世論調査では、ジョー・バイデン大統領の支持率は赤字／民主党議員は中間選挙の落選危機に戦々恐々

民主党の世論調査では、ジョー・バイデン大統領の支持率は赤字となっている

中間選挙での惨敗を避けるためには、バイデン大統領のアジェンダをもっとうまく売り込まなければならないと議員たちは考えている。

Democrats' own polling has President Joe Biden in the red. Lawmakers know they need to get better at selling his agenda to avert a midterm disaster. https://t.co/WyGzxsAp4K

— POLITICO (@politico) December 6, 2021

民主党、バイデンの世論調査からの脱却を図る

12/06/2021

党内の世論調査では、大統領の支持率は赤字となっている。中間選挙での惨敗を避けるためには、大統領のアジェンダをもっとうまく売り込まなければならないと議員たちは考えている。

ジャレッド・ゴールデン議員は、全米で最も厳しい再選争いに直面している。しかし、ジョー・バイデン大統領の支持率が下がっていることは、彼にとって夜も眠れない問題だと言う。

民主党員の多くは、バイデン氏の支持率が40％台前半と低迷していることから、投票所で叩かれるのではないかと心配している。歴史的な逆風と共和党主導の区割りがすでに不利に働いているため、バイデンが現在の低迷から脱却しない限り、来年の中間選挙で議会は共和党に明け渡すことになると恐れている。

民主党自身の世論調査でも、大統領の支持率は赤字だ

下院民主党の選挙部門が今月初めに行った世論調査では、全国の激戦区で大統領の支持率が下がり、52％の有権者が大統領の仕事ぶりに不満を持っているという結果が出ていると、このデータについて説明を受けた3人の党員が語っている。

もちろん、選挙は11ヶ月後であり、政治の世界では永遠に続くものだ。民主党の議員たちは、自分たちの議題をすべて詰め込めば、バイデンは回復し、わずかな多数派を維持する見通しも立つだろうと言っている。しかし、バイデンの立場をめぐっては、さまざまな意見が飛び交っている。上院院内総務のディック・ダービン（D-Ill.）は、バイデンの最近の数字は「怖い」と言った。

「私たちは今、困難な時期にいます。彼と同じように、私たちも今年は立法活動を行っています」と、ペンシルバニア州のボブ・ケーシー上院議員は言いう。”立法している間は、コミュニケーションをとっていない。”

ちょうど3年前、ドナルド・トランプ前大統領の不人気により、共和党の下院の多数派は沈んでしまいたが、有利な地図のおかげで共和党は上院を維持することができた。バイデンと議会の民主党は、来年も同じような状況に直面するかもしれない。上院の脆弱な議席は一握りだが、下院には危機的な議席が目白押しだ。

しかし、上院も有利な状況ではないかもしれない。モーニング・コンサル社は、バイデンが激戦州であるジョージア州、ノースカロライナ州、ペンシルバニア州、ニューハンプシャー州、ネバダ州、アリゾナ州で水面下に沈んでいるとしている。

民主党は大きな問題を抱えていることを認めている。民主党は大きな問題を抱えていることを認識しており、彼らが提案する解毒剤は今後数ヶ月間は、インフラ整備やコロナウイルス対策、社会保障費の削減などを訴えていくことになるだろう。

この法案は、国の社会的セーフティネットの大規模な再構築だが、有権者がその恩恵の多くを実感するのは何年も先のことだ。両党の議員によると、来年もパンデミックや経済の低迷がニュースの主役であれば、有権者は一つの法案に心を動かされることはないだろうとのことです。

バイデン氏の側近たちは、外部の雑音を無視して自分たちのアジェンダに集中することに誇りを持っており、それには心配性の民主党員も含まれる。しかし側近たちは、この感覚が党内のすべての人に共有されているわけではないことも承知している。多くの党員は来年の中間選挙でのチャンスにますます神経質になっており、バイデンの世論調査の不振に責任を感じているのである。