米下院、ウイグル強制労働防止法案を可決／上院で可決のため、共和党のマルコ・ルビオ議員が声明「我々は、服やソーラーパネルなどを作る奴隷労働に目をつぶっていたが、それは今日終わることになる」

米下院、ウイグル強制労働防止法案を可決－上院に送付

2021年12月15日17

超党派の立法は今投票のために上院に送付される
議員たちは人権をめぐる中国への圧力を強めようとしている

下院は火曜日、中国の新疆ウイグル自治区からの商品が強制労働で作られていないことを企業が証明できない限り、米国への入国を禁止する法案を可決した。この措置は、ウイグル人イスラム教徒の弾圧の疑いで中国を罰することを目的としている。

法案が発声採決で可決される前に、下院議長のナンシー・ペロシは声明のなかで、「中国政府がウイグル人や他のイスラム教徒の少数派に対して行っている継続的な大量虐殺は、全世界の良心への挑戦である」と述べた。

中国当局は、新疆ウイグル自治区で強制労働が行われていることをしばしば否定し、中国の内政への法制干渉を呼びかけている。

マサチューセッツ州の民主党員であり、法案のハウス版のスポンサーであるジム・マクガバン議員は、その日の早い段階で、彼とフロリダ共和党上院議員マルコ・ルビオが最終テキストについて合意に達したと述べた。

ウイグル強制労働防止法のバージョンが下院と上院で可決され、上院のマクガバンとルビオは違いを解決するために働いた。

ルビオとオレゴン州の民主党員であるジェフ・マークリー上院議員は、下院の投票に先立ってこの取引を称賛した

「私たちは、私たちの服やソーラーパネルなどを作る奴隷労働に目をつぶっていた」とルビオは声明で述べた。

「それは今日変わる。私たちのウイグル強制労働防止法は、米国に商品を輸入する企業に対して、サプライチェーンが奴隷労働に汚染されていないことを証明することを義務付けている。中国への経済的依存を終わらせる時が来た」

この法律は、「米国の消費者と企業が、中国の恐ろしい人権侵害に不注意に加担することなく商品を購入できることを保証している」とマークリー氏は述べた。「中国政府はジェノサイドを白塗りし、来たるオリンピックでプロパガンダの勝利を主張しようとしているので、私たちが発言して行動を起こすことがこれまで以上に重要になっています。」

この法案は、米国国土安全保障省に、主にイスラム教徒の少数民族であるウイグル人や他のグループの弾圧において中国政府と協力する組織のリストを作成することを要求する。

この法律は、世界の2大経済圏間の緊張を高めることは間違いない。財務省は先週、中国企業であるSenseTime Group Inc.と、中国西部にある新疆ウイグル自治区でのウイグル人イスラム教徒の弾圧容疑で2人を制裁した。米国はまた、2月に北京で開催される冬季オリンピックに公式の代表団を派遣しないことを発表した。(bloomberg)