【全豪オープン出場不可に？】ワクチン未接種のジョコビッチ選手をオーストラリア政府が強制送還する意向／セルビア大統領は激怒、２国間の外交問題に

オーストラリアがテニス世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチのビザを取り消し、木曜日に強制送還する意向。

Australia cancels visa of world tennis No.1 Novak Djokovic and intends to deport him on Thursday, with his lawyers expected to appeal https://t.co/Gd6hFulxKR

— BBC Breaking News (@BBCBreaking) January 5, 2022

世界ランキング1位のジョコビッチは、同市の空港で数時間拘束され、国境警備隊から入国規定を満たしていないため強制送還されると発表された。

今回の事態は、ジョコビッチが全豪オープンでプレーするために受けたとされるワクチン免除をめぐる反発の中で起きた。

オーストラリアのスコット・モリソン首相は、誰もこの国のルールの上に立つことはできない、と述べた。

地元の報道によると、ジョコビッチは、法的手段に訴える、あるいは新しいビザを申請し、再入国してプレーできるようにする可能性があるとのことです。

メルボルンに到着した直後、彼のチームがワクチン未接種であることを理由に医療免除を許可するビザを申請していないことに当局が気付き、事態が展開された。

ジョコビッチ選手は、これまでワクチン接種の状況について語らなかったが、昨年、「ワクチン接種に反対」と発言していた。

Novak Djokovic: Australia cancels top tennis player's visa

The tennis player is in a government detention hotel and a decision on deportation will come on Monday.

ジョコビッチはオーストラリアへの入国を拒否された

世界No.1のテニスプレーヤー、ノバク・ジョコビッチは、オーストラリア・オープンでプレーするために、当初は同国のCOVID-19ワクチン接種の免除を受けた後、オーストラリアへの入国を拒否された。

World No. 1 tennis player Novak Djokovic was denied entry into Australia after initially being granted a medical exemption from the country's COVID-19 vaccination requirements so he could play in the Australian Open https://t.co/BsPW45aFEv pic.twitter.com/gcyatvz0ZU

— Reuters (@Reuters) January 6, 2022

テニスのジョコビッチ選手、豪が入国拒否　送還差し止め申し立て

テニスのジョコビッチ選手、豪が入国拒否　送還差し止め申し立て

［シドニー　６日　ロイター］ – オーストラリア当局は６日、全豪オープンに出場するためにメルボルンの空港に到着していた男子テニス世界ランキング１位のノバク・ジョコビッチ選手（セルビア）の入国を拒否した。

モリソン豪首相は５日、医学的理由による接種免除を証明する必要があると主張、証明できなければ「次の便で帰国することになる」と述べた。

同選手は医学的理由で新型コロナウイルスのワクチン接種が免除されたとして、前日深夜にドバイからメルボルンの空港に到着したが、査証（ビザ）の問題を指摘され、隔離部屋で警察の監視下に置かれた。

全豪オープンの事情を知る関係筋によると、豪政府は文書で、ビザ取り消しと出身国への送還を同選手に通知した。ジョコビッチ選手は送還差し止めを申し立てる意向だという。手続きを進めるためにメルボルンのホテルに滞在するとみられる。

豪当局による入国拒否は、セルビアとの外交問題に発展する様相を見せている。

セルビアのブチッチ大統領はインスタグラムへの投稿で、ジョコビッチ選手と電話で話したと明らかにし「世界最高のテニス選手への嫌がらせをすぐに終わらせるために手を尽くす」と表明。

現地メディアによると、大統領は駐セルビアのオーストラリア大使を呼び出し、ジョコビッチ選手が試合に出場できるよう即座の解放を求めたという。

一方、モリソン豪首相はツイッターへの投稿で「国境に関しては特に、ルールを変えることはできない。誰もルールを超越できない」と強調した。

ジョコビッチ選手のワクチン免除を巡り、モリソン氏は厳しい批判を受けていた。

今年の全豪ＯＰでは、感染拡大防止の観点から出場する全ての選手にワクチン接種が義務付けられているが、独立委員会により承認されれば医学的理由による接種免除が認められる。

テニスのジョコビッチ選手、豪が入国拒否　送還差し止め申し立て

オーストラリア当局は６日、全豪オープンに出場するためにメルボルンの空港に到着していた男子テニス世界ランキング１位のノバク・ジョコビッチ選手（セルビア）の入国を拒否した。

ジョコビッチ氏のツイート

新年あけましておめでとうございます。皆様が健康で、愛と喜びを感じ、この素晴らしい地球上のすべての存在に愛と尊敬の念を抱くことができますよう、お祈り申し上げます。

私は休みの間、愛する人たちと素晴らしい時間を過ごし、今日免除許可を得てアメリカへ向かいます。さあ、2022年に向けて出発です

Happy New Year! Wishing you all health, love & joy in every moment & may you feel love & respect towards all beings on this wonderful planet.

I’ve spent fantastic quality time with loved ones over break & today I’m heading Down Under with an exemption permission. Let’s go 2022! pic.twitter.com/e688iSO2d4

— Novak Djokovic (@DjokerNole) January 4, 2022