中国・天津でオミクロン株市中感染 北京五輪前に広がる緊張
2022/1/9 20:05
北京に隣接する大都市、天津で8日、少なくとも2人の新型コロナウイルスの変異株オミクロン株への市中感染が確認された。感染経路は現時点で不明だという。天津市当局は市民に現在の居場所から移動しないよう呼びかけ、9~10日の2日間で約1400万人の市民全員を対象としたPCR検査を実施する。天津は北京市内への通勤圏でもあり、北京冬季オリンピック開幕まで1カ月を切った北京市にも緊張は広がっている。
居住エリアの封鎖(ロックダウン)は今のところ、地区を限定して行われている。ただ、市中感染の範囲が広い場合は大規模ロックダウンに移行する可能性もある。
中国内の移動が大幅に増える旧正月「春節(2月1日)」を控えた時期にオミクロン株の市中感染が確認されたことも中国政府にとっては不安材料だ。主催国としての狙い通り、開催地北京が「コロナゼロ」の状態で冬季五輪開幕を迎えられるか、正念場に来ている。(毎日)
コビド・パンデミック 中国の都市では集団感染後、1,400万人を対象に検査が実施された
中国の港湾都市、天津では、コビド感染者の集団が発見された後、今後48時間以内に1400万人の住民を対象に検査を実施することを目指している。
住民は検査まで家にいるよう勧告されており、公共交通機関を利用するために必要な健康パスを取得するためには、陰性にならなければならない。
発見された20例のうち、2例は感染力の強いオミクロン変異体だ。
中国は、地域社会からこの病気を根絶することを目的としたゼロ・コビド政策を推進している。
予防接種キャンペーンを経て開放された世界の他の地域とは対照的に、中国は少量の地域感染者に対して、集団検査と厳しい監禁で対応している。(bbc)
中国天津市、オミクロン症例が表面化した後、1400万人の住民にCOVIDを検査|DWニュース
港湾都市天津では、20人の集団がCOVID-19に陽性反応を示し、そのうち少なくとも2人がオミクロン変異体であったことから、住民の検査を開始した。天津は、来月冬季オリンピックを開催する北京から約115キロメートルの距離にある。