伊藤詩織さんの請求棄却
2022/3/25
伊藤詩織さんの請求棄却
自らを中傷するツイッター投稿に繰り返し「いいね」を押され、名誉を傷つけられたとして、ジャーナリスト伊藤詩織さんが自民党の杉田水脈衆院議員に損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は25日、請求を棄却した。(共同)
伊藤詩織さんの請求棄却。杉田水脈議員が中傷ツイートに「いいね」、名誉感情の侵害を訴えていた
伊藤詩織さんを誹謗中傷する複数の投稿に「いいね」を押され、杉田水脈議員に名誉を傷つけられたと訴えた裁判の判決で、東京地裁は伊藤さんの請求を退けた。
ジャーナリストの伊藤詩織さんを誹謗中傷するTwitterの複数の投稿に「いいね」を押され名誉を傷つけられたとして、伊藤さんが自民党の杉田水脈議員に220万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁(武藤貴明裁判長)は3月25日、伊藤さん側の請求を棄却した。
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今回の訴訟では、誹謗中傷ツイートに対する「いいね」が名誉を傷つけるとして法的責任を問えるかが焦点となっていた。
訴状によると、杉田議員は2018年6〜7月、性暴力被害を訴えている伊藤さんに対する、匿名のTwitterアカウントによる「枕営業の失敗」「売名行為」「嘘をついて日本を貶めている」といった誹謗中傷の投稿に「いいね」を押したという。
国会議員であり、当時11万人のフォロワーがいた杉田議員について、伊藤さん側は「言動の影響力は絶大」と主張。「中傷に(「いいね」を押して)好感を宣明したことは、それを目の当たりにした原告に対する、社会通念上許される限度を超えた名誉感情侵害行為に当たる」と訴えていた。
一方、伊藤さんの代理人弁護士によると、杉田議員側は一連の誹謗中傷ツイートに「いいね」を押したことを認める一方、後々読み返せるよう「ブックマーク機能」として付けたと主張。賛意や好感を示したものではないと反論し、請求棄却を求めていた。なお、具体的にどのような理由でブックマークしようと思ったかについては「記憶がなく、明らかにできない」と主張しているという。
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判決では、杉田議員が誹謗中傷のツイートに「いいね」を押したことは、その投稿に対する「好意的・肯定的な感情を示したものと一般に受け止められるものだと認めるのが相当である」と指摘。
一方で、「いいね」はブックマークや備忘などの目的で使われることもある上、「いいね」を押すこと自体からは「感情の対象や程度を特定することができず、非常に抽象的、多義的な表現行為にとどまるもの」だとした。
その上で武藤裁判長は、「『いいね』を押す行為は、原則として社会通念上許される限度を超える違法な行為と評価することはできないというべき」と結論づけた。
判決ではさらに、杉田議員の「いいね」が、中傷ツイートに対する好意的・肯定的な感情を示すという意図や目的を超えて、「原告(伊藤さん)に対する加害の意図をもって行われたと認めるべき事情もない」と指摘した。杉田議員の「言動の影響力は絶大」という伊藤さん側の主張に対しても、「被告の影響力によっても結論は左右されない」として認めなかった。(huffingtonpost)抜粋
ネットの声
確かに、いいねはブックマーク的に使う時もある。
これでもし伊藤氏に有利な判決だったら、もういいねを押す人いなくなるだろうな。
いいねは色々な目的で使うからね。妥当な判決だと思う。
杉田水脈氏の意図はわからないが、いいねとはそういう機能であるのは確か。