米下院で共和党が最大35議席を獲得する見込み:世論調査
2022年5月30日
新しい世論調査は、下院民主党の2022年の中間選挙は、大統領選挙でジョー・バイデンが10〜15ポイント差で勝った地区でさえ、民主党が議席を失う可能性があるほど悲惨なものになる可能性があることを示している。
クック・ポリティカル・レポートの秋の下院予測によると、共和党は20~35議席の純増となりそうで、10レースが共和党に有利に、2レースだけが民主党にシフトしている。また、民主党が擁立した35議席は「トスアップ」またはそれ以上とされた。
歴史的に、現職大統領の所属する政党は中間選挙で議席を失うのが一般的である。下院の民主党議員23人はすでに再選を目指さないことを表明しているが、共和党議員は11人に過ぎない。
バイデンの支持率は一貫して30%台前半から半ばを推移しており、下降の一途をたどっている。
インフレとガソリン価格が高騰する中、バイデンの支持率は急落し続け、いくつかの世論調査では、75%以上のアメリカ人が、国は間違った方向に進んでいると考えていることが示されている。
最近の世論調査では、議会の一般投票では一貫して共和党が勝利している。
クックの米国下院担当編集者デイブ・ワッサーマンは、カリフォルニア、インディアナ、アイオワ、ニュージャージー、オハイオ、テキサス、バージニア、ワシントン、そしておそらくニューヨークなど、投票率を左右する州選挙がない「孤立州」で厳しい戦いに直面している下院民主党にとっては特に危うい状況だとアクシオスに語っている。
同誌によると、民主党が中間選挙で生き残るために唯一可能な方法は、まだ確定していない共和党の挑戦者(初当選の候補者も含む)に対して「焦土化」することだそうだ。
民主党はすでに、ロー対ウェイド裁判(中絶廃止裁判)を覆す可能性のある最高裁草案のリークを、候補者、特に共和党が議会を支配している州の知事選に出馬する候補者の熱意を高める機会として利用しようと試みている。
さらに、民主党はテキサス州ユバライドの学校で起きた銃乱射事件をきっかけに、銃規制の議論を有利に進めると思われる。(thepostmillennial)