【独自】 事務方は反対していた!78億円で303人 大阪コロナ施設「吉村知事」のゴリ押し発言録を入手
6/7(火) 「人の前に、場所はどこが使えるか」
「コロナ対策では、国ならアベノマスク、大阪なら『センター』が最大の無駄遣いだった」
大阪府の幹部職員は、苦い表情でこう呟いた。
「止めよう、止めようと思っていた。しかし当時の『維新の会』の勢いと衆議院選挙が近いという政治的な思惑で、どうにもならなかった」
大阪府が今年1月末に開設した新型コロナ対策の臨時医療施設「大阪コロナ大規模医療・療養センター」(大阪市住之江区)が、5月31日に閉鎖された。
国際展示場「インテックス大阪」におかれたこのセンターは、国内最大級の設備だった。軽症者800床、中等症200床、合計1000床──臨時の「野戦病院」として、大阪府の吉村洋文知事の肝いりで設置されたものだった。
だが、多い日でも1日最大70人しか利用せず、連日ガラガラ。閑散としたまま、累計の利用者はなんと303人に過ぎなかった。この施設には、累計78億円もかかったから、一日一人あたり2600万円もの税金が投入されたことになる。
なぜ吉村知事はこの「野戦病院」にこだわったのか。実は、大阪府の事務方はこの施設設置に、実務的な理由や効果の薄さから反対していた。だが知事は、その反対を押し切って「パフォーマンス」を優先した。「現代ビジネス」は、それを裏付ける大阪府の内部文書を入手した。
2021年8月18日、午後5時25分から吉村知事と担当の健康医療部長らが出席したレクが開催された。大阪府の内部文書【知事レク概要】によれば、吉村知事はこう発言している。
《関経連(関西経済連合会)が提言を行った野戦病院、インテックス(大阪)でできないかと思っている》
関経連の松本正義会長(住友電気工業会長)は、この日体育館などを使った臨時の医療施設「野戦病院」を設置すべきだという提言書をまとめ、国や大阪府に届けていた。
しかし、健康医療部長の返答は、これに同意しているものとは言いがたい。
《医療従事者が必要になので、それであれば加盟企業の関連病院に病床を増やしてもらった方が良い、と以前松本会長にはお話をした。病床の運営には、調整や判断が必要。また、医師会から派遣してもらうとなると、休業補償等も必要になるかもしれない。医師を1日張り付けるだけでも大変》
すでに医療従事者の逼迫は問題になっており、そこに懸念を示した形だ。だが吉村氏は意に介さず、こう畳みかけた。
《人の前に、場所はどこが使えるか》
保健医療部長は、明確に吉村知事の「インテックス大阪案」にこう反対している。
《インテックス(大阪)は難しいと思う。特定の病院の体育館や災害棟か》
だが吉村氏はそれも否定した。
《大規模だから意味があるのでは。小規模ならホテルと変わりない》
保健医療部長は《ただ、野戦病院のニーズがあるのか》と再度はっきり懸念を示している。吉村氏は《これから自宅療養が増え、宿泊療養施設に入りきらないのでは》と野戦病院案を主張。
それに対し、保健医療部長は《ホテルを増やせば》と応じている。(現代ビジネス)抜粋全文は👇
ネットの声
この記事が本当なら完全な独裁。
何が「身を切る改革」だ!自分のために金使ってるだけじゃないの。
百歩譲って、これがパフォーマンスではないにしても、73億かけて103人は完全な失政、失策。辞任してもらいたい。
結局コロナは政治家の点数稼ぎの道具だったってだけ。いい加減にしろ。
73億で303人て、めちゃくちゃだな。支持率を背景にやりたい放題。
この金維新の金から出してもらいたい。大阪府民の血税を使ってもらいたくない。
内部文書と府職員の発言などから知事の性格がよくわかる記事。
維新の会の場合はそれが反省も改善もされないことが多いように思う。「ムダ削減」が聞いて呆れる事例ばかり