トランプ氏復権はある? 米中間選挙、バイデン政権低迷で存在感
4年に1度の米大統領選の中間年に実施される上下両院選などの中間選挙(11月8日投開票)まで約3カ月となり、民主、共和両党の候補者を絞り込む予備選が後半戦に入った。
共和党ではトランプ前大統領が独自の「推薦」を武器に存在感を示してきたが、11月の本選でトランプ氏への批判票が足かせになるとの懸念が強まっている。一方、民主党はバイデン政権の支持率低迷という苦境を覆そうと躍起だ。
共和党では5月から本格化した予備選を通じて、トランプ氏が存在感を示してきた。
2日に5州で投開票された予備選でも、西部アリゾナ州の上院選や中西部ミシガン州の知事選でトランプ派の候補が勝利。ミシガン州では、2021年1月の連邦議会襲撃事件を受けて当時大統領だったトランプ氏の弾劾決議に賛成した共和党下院議員10人のうちの一人が、トランプ派の新人に敗れた。
トランプ氏は弾劾に賛成した候補への「報復」にも重点を置いており、3日未明にソーシャルメディアで「ミシガンでは素晴らしい夜だった」と誇った。
トランプ氏本人の共和党支持者からの人気にも陰りは見られない。ユーガブ社の7月23~26日の世論調査では、共和党支持層の55%が「非常に好感がある」、25%が「ある程度好感がある」と回答。
中西部オハイオ州や東部ペンシルベニア州の上院選予備選で、トランプ氏の支持表明で劣勢を挽回した例もあり、トランプ氏は「私の支持表明には米国史上例のない強さがある」と自信を深めている。(毎日新聞)
11月のアメリカ中間選挙 注目のトランプ氏「我々がもう一度やらないといけない」
8/3(水) アメリカでは11月の中間選挙に向けて、民主党・共和党それぞれの党の中で候補者を選ぶ「予備選挙」が行われています。こうした中、注目されているのは、この人の影響力です。
「私は2回出馬し、2回勝った。2020年は前回を上回る大量の票を得たのだ」
国政から地方政治まで、様々な選挙が同時に行われる11月の中間選挙。今、全米各地では民主党・共和党それぞれの党の中で候補者を選ぶ「予備選挙」が行われています。この予備選挙で、トランプ氏が公認した候補者は200人以上。いわば共和党の中の“トランプ派”候補者が“トランプ派”ではない候補者に対決を挑んでいるのです。
トランプ前大統領「我々が、もう一度やらないといけないかもね」
予備選挙で“トランプ派”の候補者がどれだけ勝ち抜くか。それは2024年の大統領選挙をも占う、大きな指標となります。(TBSテレビ)
米共和党予備選、トランプ氏支持の候補が複数州で勝利
8/3(水)[2日 ロイター] – 11月の米中間選挙に向けて共和党の候補を選ぶ予備選が2日、ミシガン州など複数の州で行われ、トランプ前大統領が支持する候補者数名が勝利した。
2024年の大統領選再出馬を検討しているトランプ氏は、予備選で200人以上の候補を支持している。
ミシガン州では、トランプ大統領弾劾を支持した下院共和党10議員の一人だったピーター・マイヤー議員が、トランプ氏が支持するジョン・ギブス氏に敗れた。
カンザス州でもトランプ氏が支持するデレク・シュミット州司法長官が州知事の候補指名を獲得した。
ミズーリ州ではエリック・シュミット州司法長官が上院議員の共和党候補指名を獲得した。
アリゾナ州では上院選候補と州知事の予備選が行われた。上院選候補には、トランプ氏の大統領選不正主張を支持した元テック企業幹部のブレーク・マスターズ氏が選ばれた。知事選の候補選びは、トランプ氏が支持するカリ・レーク氏と、ペンス前副大統領らが支持するカリン・テイラー氏の戦いで、まだ勝者は確定していない。(ロイター日本版)