司法省、マール・ア・ラゴ襲撃事件で特別補佐官を認めた裁判官の判決を不服とし控訴
8 Sep 2022
米司法省(DOJ)は8日、ドナルド・トランプ前大統領が先月、マー・ア・ラゴの自宅不動産からFBI捜査官が押収した文書を審査する特別捜査官を任命するよう求めた連邦裁判官の決定を不服として、控訴した。
アイリーン・キャノン連邦地裁判事は月曜日、トランプ氏と司法省の弁護士の両方が提起した懸念を考慮した上で、トランプ氏の要請を認めた。キャノン判事は、特別審理官を任命する命令において、「提示された異常な状況下で、少なくとも公正さと誠実さの外観を確保する必要性を念頭に置いている」と述べた。
控訴審で司法省の弁護士は、マー・ア・ラゴから押収した文書はトランプ氏の「個人記録」ではなく、同氏に所有する権利はないとの主張をさらに強めた。
政府側の弁護士は、控訴中のキャノン裁判官の命令の一部停止も要求した。「さらに、国家安全保障に関わる事項の犯罪捜査が差し止められた場合、政府と国民は回復不能な損害を受ける」と司法省の弁護士は主張した。
トランプ氏は、Truth Socialへの投稿で、司法省が税金を使って控訴したことを批判している。
だから今、FBIとバイデン司法省のリーカーたちは、目の前で起こっている記録的な汚職や犯罪と戦う代わりに、私たちの国中で真実の知恵となった優秀で勇気ある裁判官による「マー・ア・ラゴ文書の捜査」の命令を控訴するために、数百万ドルと膨大な時間とエネルギーを使うつもりなのである。彼らは私の選挙運動をスパイし、FISA裁判所に嘘をつき、Facebookに「静かにしろ」と言い、史上最悪の犯罪の波を主導しているのだ。
トランプはまた、政府が “偽の証拠 “を仕込んでいると非難した。
「彼らはリークし、嘘をつき、偽の証拠を植え付け、私の選挙運動へのスパイ行為を許し、FISA裁判所を欺き、私の家にRAIDと侵入し、文書を失い、そして第45代アメリカ合衆国大統領として、私に彼らを信用しろと言う」トランプはさらに言った。「コミーやマッケイブなどに関するI.G.レポートを見てくれ。セントラルパークの真ん中の方が安全だ!」
ジェームズ・コミー:元FBI長官
アンドリュー・マッケイブ:トランプ政権下で定年退職の数時間前に解雇された元FBI職員