高市早苗氏 岸田首相の防衛増税に「待った」で倒閣運動のジャンヌ・ダルクになるか
12/19(月) 増税まっしぐらの岸田文雄・首相に、自民党内では反対論が噴出。12月15日の自民党税制調査会では、執行部より妥協案が提示され、ひとまず具体的な増税時期を決定せず、事実上の先送りという形で、議論は決着した。
反対派の中で、特に存在感を発揮したのが、高市早苗・経済安全保障担当相だった。
岸田派議員からは「高市を粛清すべき」の声があがったが、“高市の乱”はこれから起こる大乱の序章だった。
閣僚では自民党最大派閥・安倍派の後継者候補の1人、西村康稔・経産相も記者会見で、「このタイミングでの増税は慎重になるべきだと申し上げている」と批判。
大物閣僚2人が増税反対を旗幟鮮明にすると、安倍派を中心に自民党内で増税批判が噴き出した。
もう1人の安倍派後継者候補である世耕弘成・参院幹事長は「雰囲気として『法人税ならいい』という感じだがおかしい」
増税反対派議員が開いた会合では、「内閣不信任案に値する」という不穏な“倒閣発言”まで飛び出した。火の手は一気に広がっている。
「岸田首相は完全に読み違えた。防衛費増額はもともと故・安倍(晋三)元首相が提唱したものだから、首相はそれを掲げれば安倍派の支持を取り付けられるし、ウクライナ戦争で危機感を強めている国民もついてくるだろうと甘く考えていた。政治オンチなわけです」
高市氏は後ろ盾だった安倍氏の急逝で勢いを失っていたが、それを挽回の好機と見た。“防衛費増額は必要だが、増税には反対だ”という対立軸を掲げることで党内の倒閣運動に点火した」
防衛費増額を前提とすること自体、国民感情無視もはなはだしいが、高市氏にすれば、岸田首相から罷免されたらかえって好都合だろう。そうなれば“倒閣運動のジャンヌ・ダルク”のポジションにつくことができるからだ。
しかし、岸田首相は閣僚不祥事で大臣辞任が相次いだことから、ドミノ辞任を防ぐには高市氏を罷免したくてもいま切るわけにはいかない。かといって黙っていれば倒閣の火は燃えさかるばかりだ。
※週刊ポスト2023年1月1・6日号
ネットの声
岸田氏はもう完全に死に体。
高市さんに何とかしてもらうしかないよな、もう。
岸田首相が罷免できないと読んでのあの発言。岸田より一枚上手。
毎日の世論調査では、青木率がギリギリ。もう一歩ですな。
冗談抜きで岸田では日本が壊れる。もう勘弁してほしい。
安倍さんは防衛国債と言ってたのに、安倍さん亡き後、裏切る岸田!
高市さんと西村、世耕、ハギーの安倍派が団結して倒してほしい。
増税で国民の理解が得られると思っている岸田のセンスのなさよ。