トランスジェンダー選手の五輪参加に〝いわくつき〟司会者が言及「夢の終わり」「惨事」
6/26(土)
史上初のトランスジェンダー五輪代表に、あの男がガブリだ。ニュージーランド・オリンピック委員会は、東京五輪の重量挙げ女子代表(87キロ超級)に、トランスジェンダーのローレル・ハバード(43)を選出。
波紋が広がるなか、メーガン妃や女子テニスの大坂なおみ(日清食品)に対する批判で知られる英国の元司会者ピアース・モーガンが英「デーリー・メール」のコラムで「ひどい間違い。女性選手の五輪の夢を殺す」と批判した。
完全に不公平な競争の場を作り出している
ハバードは以前は男性として競技していたが、2013年に性別適合手術を受けた。国際オリンピック委員会(IOC)は、男性ホルモンのテストステロン値が一定以下なら、トランスジェンダー選手が女子として競技することを認めている。
モーガンは「男性が思春期を経た後に発症する優れた骨と筋肉密度を考慮していないため、これは完全に不公平な競争の場を作り出していると多くの専門家が主張している」と指摘。
「彼女は優れた男性由来の体の強さのおかげで『より速く、より高く、より強い』目標を達成しただけ」と言い切った。
またライバルの女子選手らから「悪い冗談のようだ」との声が上がっていることにも触れ「この決定は女性スポーツにとって惨事」と記した。
選手を責めない。IOCが悪い
一方で「私はハバードを責めない。誰もが不公平と感じるなか、ハバードを大舞台に立たせることが本当に彼女にとって親切、協力的か?」と出場を認めたIOCなどが悪いとバッサリ。
「ハバードが東京で金メダルを獲得すれば、五輪の夢の終わりになるだろう。これは不公平で不平等だ」と訴えた。
注目を集めるトランスジェンダー選手問題。まだまだ波紋が広がりそうだ。(東スポ)
ピアース・モーガン氏のツイート
トランスジェンダーの重量挙げ選手の東京五輪出場を認めることは、平等と公平を求める女性の権利を破壊するひどい過ちであり、女性アスリートのオリンピックの夢を奪うことになる。
*NEW COLUMN*
Allowing a transgender weightlifter to compete in the Tokyo Olympics is a terrible mistake that destroys women’s rights to equality and fairness – and will kill the Olympic dream for female athletes.https://t.co/VfMeXv4m2J pic.twitter.com/mK4nsorQYV— Piers Morgan (@piersmorgan) June 21, 2021
大坂なおみは「メーガン妃のマネしている」 英名物司会者ピアース・モーガンが非難
6/1(火)
メーガン妃への批判で知られる名物司会者ピアース・モーガン氏が31日、英「デーリー・メール」で大坂なおみについて「メーガン妃とヘンリー王子のメディアを黙らせる戦略をまねている」と猛批判を展開。大坂がうつ病告白後も姿勢を変えず、非難の嵐だ。
モーガン氏は、ヘンリー王子夫妻の王室離脱を酷評する反メーガン妃の急先鋒として知られている。同氏は寄稿文で「大坂なおみは素晴らしいテニス選手だ」としつつ、大坂が開幕前の27日に会見拒否を宣言した声明を「自己愛にみちたたわごと」と批判。
「ボイコットを正当化するために、メンタルヘルスを武器にして、正当なメディア取材を避けようとする軽蔑的な試みだ」
1965年3月30日。イギリスの放送者、ジャーナリスト、作家、テレビパーソナリティ。