帰国メダリスト「極めて無責任」IOC非難 中国の五輪開催
2022/2/16
北京冬季五輪スピードスケート男子の金メダリスト、ニルス・ファンデルプール(スウェーデン)が16日までにスウェーデンに帰国し、地元メディアの取材に、人権問題を抱える中国での五輪開催を決めた国際オリンピック委員会(IOC)は「極めて無責任だ」と非難した。
ファンデルプールは5000メートルと1万メートルで金メダルを獲得した。五輪で中国を訪れる前は「これから滞在する国への批判は賢明ではない」と慎重な姿勢を示していた。(共同)
ファンデルプール、IOCが中国のように「露骨な人権侵害」をする国に大会を引き渡すことは「極めて無責任」であると非難
2022/02/15
【台北(台湾)ニュース】2022年北京冬季五輪で2つの金メダルを獲得したスウェーデンのスピードスケート選手ニルス・ファンデルプールは13日(日)、国際オリンピック委員会(IOC)が中国のように「露骨な人権侵害」をする国に大会を引き渡すことは「極めて無責任」であると非難した。
25歳のニルス・ファンデルプールは、2022年冬季五輪のスピードスケート男子5000メートルと1万メートルで金メダルを獲得し、後者では世界記録を樹立した。北京への渡航前、ファンデプールはスウェーデンのメディアに対し、”私が長く生産的な人生を送りたいなら、これから移行するシステムを批判するのは特に賢明なことではないと思う “と語っていた。
しかし、日曜日にスウェーデンに帰国すると、スウェーデンのスポーツ紙Sporbladetに、北京の状況は「ひどい」と思っているが、中国にはまだスウェーデンの選手がいるので、あまり言いたくはないと強調した。彼は、今回の大会を1936年のベルリン夏季オリンピックと比較した。
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オリンピックは「世界をひとつにし、各国が出会う素晴らしいスポーツイベント」としながらも、1939年のドイツによるポーランド侵攻、2014年のロシアによるウクライナ領クリミア侵攻について、「ポーランド侵攻前のヒトラーもそうだったし、ウクライナ侵攻前のロシアもそうだ」と付け加えた。
北京の冬季大会開催については、ファンデルプールは “中国政権のように露骨に人権を侵害する国に与えるのは、極めて無責任だと思う “と述べている。
北京滞在中に仲間の選手と意見を交わしたかとの質問には、「アスリートであることに集中していた」とし、世界政治の話はあまり出なかったという。オリンピック村については、”とてもよかった。出会った中国の人たちは本当に素晴らしかった。”と語った。(taiwannews)
ネットの声
確かにそうだ。よく言った。
事後であっても、アスリートが人権問題で声を上げるのは意義がある。果たして日本の選手やコーチはどうか。
この大会で中国の酷さが世界に知れ渡ったのはよかった。
帰国してから言ったのは懸命だった。誰しもそう思っているが言えないのだろう。
これを選手に言わせるとは、何から何までひどい。
バッハはこの声をよく聞くべきだ。
選手は本当にかわいそうだ。こんな国でやらされるなんて。
チャイナマネーに染まった国には聞こえないのだろう。本当にひどい話しだ。