ニューヨーク州のクオモ知事がコロナ対策で「宗教施設」での集会を制限したことに対する訴訟で、連邦最高裁判所が訴えを認めた。
判決は5対4の際どい勝利。保守派といわれたロバーツ主席判事は、リベラル派の判事3人と行動をともにした。
もし、バレット判事が入っていなかったら、4-5で破れていた。
水曜日の夜遅くの5-4の判決で、合衆国最高裁判所は、ニューヨーク州が宗教の自由のための大きな勝利として、宗教的奉仕に厳格な出席制限を課すことを禁じました。
正統派ユダヤ人グループのアグダスイスラエルオブアメリカとブルックリンのローマカトリック教区は、礼拝所が近隣の企業よりもはるかに厳しい基準で開催されていたため、COVID制限のある宗教グループを差別的に標的にしたとしてニューヨーク州知事アンドリュークオモを訴えました。
訴訟が提起された時点で、アメリカアグダットイスラエル教区とブルックリン教区の両方が赤またはオレンジのゾーンに分類されました。州法では、建物の通常の収容人数に関係なく、いつでも10人または25人しか礼拝所に入ることができませんでした。 。同時に、不可欠と見なされる店舗やビジネスには、はるかに緩い基準が与えられ、容量の制限がないものもありました。
新たに任命されたエイミー・コニー・バレット裁判官は、サミュエル・アリート裁判官、ニール・ゴーサッチ裁判官、ブレット・カバノー裁判官、クラレンス・トーマス裁判官に加わり、被害を受けた宗教団体を支持しました。ジョン・ロバーツ裁判長とスティーブン・ブレイヤー裁判官、エレナ・ケイガン、ソニア・ソトマヨールは反対しました。
(中略)
さらに、バレット裁判官はまだベンチにいませんでしたが、リベラルなルース・ベイダー・ギンズバーグ裁判官でした。バレットは長い間宗教の自由の擁護者であり、彼女は決定的な投票であり、安全を装って過度の差別から宗教的サービスを保護する方向への変化の流れを示していることを願っています(federalist)
マケナニー報道官「最高裁判所での勝利。裁判所は5-4と、宗教的集会を違憲に制限しようとするクオモ知事の試みに対して裁定を下しました。 「パンデミックの中でも、憲法を片付けて忘れることはできません」
VICTORY at the Supreme Court‼️
The Court rules AGAINST Cuomo 5-4 and his attempt to unconstitutionally restrict religious gatherings.
“Even in a pandemic, the Constitution cannot be put away and forgotten." 🇺🇸🇺🇸🇺🇸
— Kayleigh McEnany (@kayleighmcenany) November 26, 2020
「水曜日の夜遅くの5-4の判決で、米国最高裁判所はニューヨーク州が宗教的サービスに厳格な出席制限を課すことを禁じました」
In a 5-4 ruling late Wednesday night, the U.S Supreme Court barred the state of New York from imposing strict attendance limits on religious services. https://t.co/KCJPeLBSGb
— The Federalist (@FDRLST) November 26, 2020
バレット判事が入ったことが有利な理由
バレット判事はガチガチの保守派
ドナルド・トランプ米大統領は25日、連邦最高裁判事の人事で、人工中絶に反対するなど社会的保守派が歓迎する48歳女性判事を指名した。
「エイミー・コーニー・バレット判事とは」
ニューオーリンズ出身の信心深いカトリック教徒で、2013年には雑誌記事で、「命は受胎の時に始まる」と発言。これは人工中絶に反対する立場の表明として受け止められる。アメリカでは1973年の「ロー対ウェード」判決で、全国的に人工中絶が女性の権利として認められた。しかし、近年では州法レベルで中絶を規制する動きが活発化し、これに最高裁が違憲判決を下すなど、法廷闘争は続いている。こうした状況で、最高裁が「ロー対ウェイド」判例を覆すことを期待する中絶反対派は、バレット判事の就任に大きな期待を寄せている。
バレット判事はこのほか、トランプ大統領による強硬な移民規制策や、銃規制の緩和も支持してきた。
(BBC、抜粋)
アメリカでは保守派とリベラル派の1番の主張の違いは、人口中絶だといわれている。
(その他の主な主張の違いは、移民賛成反対か、同性婚賛成か反対か)
今回、カトリックで人工中絶反対のバレット氏は保守派のど真ん中。
大統領選挙への影響
トランプ大統領は、11月5日に次にように述べた。
「多数の証拠があり、多数の訴訟になるだろう。おそらく最高裁まで行く。(中略)裁判官の仕事になると思う。いくらでも不正行為をするがいい。だが、我が国ではそれは許されない。ご清聴ありがとう」と語り、質問の時間は設けずに去った。(itmedia)
なぜ、最高裁と言ったのか、それは勝算があるから。
最高裁の判事は9人。保守派6人で、ロバーツ主席判事、トーマス判事、カバノー判事、アリート判事、ゴーサッチ判事、そして新任されたバレット判事。このうち5人が賛成すれば、裁判に勝つ。そして勝つ理由は以下の通り。
→しかし、今回保守派といわれたロバーツ判事はリベラルに寝返った。よって、大統領選が最高裁にもつれ込んだ場合に、5-4で勝つことになる。
1.トーマス判事は就任前の議会の公聴会でバイデンに辱められたことを忘れてはいない
2.同じくカバノー判事も公聴会で民主党とカマラハリスに辱められた。
3.アリート判事はペンシルベニアの郵便票を分けるように指示、実質的に選挙に介入している。
4.バレット判事はトランプが最近になって指名した保守中の保守の女性判事
5.ゴーサッチ判事は、今回、教会やシナゴーグに対する制限の不公正な適用は、明らかに違反であると判断した。→アメリカの伝統を重んじる考えを示した
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今回の大統領選の不正は、民主主義、アメリカの根本を覆すかどうかというもの。この本質的な問いに、保守派の判事はNOというに違いない。
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