小泉純一郎元首相が語る「原発は国民に向けた核兵器」 再稼働論に反論 岸田首相の原発対応には「期待できない」
2022年6月2日 06時00分
小泉純一郎元首相が顧問を務める「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟(原自連)」は最新の提言で、国内の原発再稼働は、ロシアによるウクライナ侵攻で生じたエネルギー価格高騰への解決策にはならないと強調し、原発を存続させる危険性に警鐘を鳴らした。小泉氏と、原自連副会長の中川秀直・元自民党幹事長に脱原発への考えや今後の取り組みを聞いた。
―ロシアによるウクライナ侵攻の長期化で、自民党を中心に原発再稼働を求める声が強まっている。
小泉氏「ロシアは原発への攻撃も行った。(有事には)日本でも原発が攻撃の標的になり得る。国民に向けた核兵器を持っているようなものだ。再稼働は危ない。恵まれた自然エネルギーを活用する方向にかじを切るべきだ」
―再稼働論の背景には何があるか。
小泉氏「原子力技術に一生を懸けてきた人々がいる。電力会社や原発メーカーは関連企業を多く持っており、立地自治体には交付金が出て経済も潤う。だから議員も反対できない」
―コストの低さなどで原発を評価する意見もある。
小泉氏「大うそだ。(本格稼働しないまま廃炉が決まった)高速増殖原型炉『もんじゅ』には政府が1兆1000億円も費やした。東京電力福島第一原発事故で、今も数万人が故郷に帰れていない。危険性の高い高レベル放射性廃棄物の最終処分場も見つかっていない」
―原発に頼らずに電力を安定供給できるか。
小泉氏「福島原発事故後の一定期間、原発の稼働はゼロだった。原発なしでもやっていけると実証したからこそ、私も原発ゼロを訴えている。首相の権力は強い。ひとたび決断すれば実現は可能だ」
―岸田文雄首相は「安全性を確認した原発は再稼働する」との立場だ。
小泉氏「安全性を確認しても安全でなかったからこそ、福島の事故が起きたということを分かっていない。脱原発に向けた努力もしておらず、期待できない」(東京新聞)
ネットの声
不安定な太陽光や風力は補助電源にしかならず、国土に敷き詰めれば様々な公害も生むといくら言っても
こんなにこだわるのは理由があるんだろうな。それは誰でも知ってるけど。
太陽光推進すれば金が入るなら宣伝する。小泉氏がそうだとは言わないが。
元自民党の二人が左派に担がれて原発反対を声高に叫び、国民の命を危険に晒している。この国を悪くしたのは間違いなく小泉、そして自民党だ。
雨が降って風が止んだら停電する社会でも目指すのですかね。
小泉一家が、気候変動や自然エネルギーやプラスチック廃絶に拘るのであれば、無人島でも購入して自然の山の幸と海の幸だけで暮らしていけば良い
「太陽光パネルは国民に向けた化学兵器」
1000年に1度の危険を恐れて、今停電で国民の命を危険に晒す。これが元首相とは。本当に情けない。